セガサミーグループ 新入社員が東北被災地でCSR研修実施

セガサミーグループでは、4月20日から22日までの3日間、宮城県・石巻市・七ヶ浜町・東松島市の東日本大震災被災各地において、今年度グループ各社に入社した新入社員85名(女子22名)がCSR研修を行った。

石巻市においては震災語り部と共に市内各所を巡り、5年経過した現在の被災地を見て回り、地元の水産加工会社では震災当日、津波の来襲などの映像と共に社員より当日の状況と会社の地元民支援などについてレクチャーを受けた。石巻市において、津波の瓦礫が堆積した後、大火災となり校舎が炎に包まれた門脇小学校と、同じく避難途中に河川津波に襲われた大川小学校の両校を視察し、同じ市内にある小学校でも門脇小学校は、被害児童は家に帰った数名。大川小学校は全校児童の大半が亡くなったという大川小学校の違いについても語り部より話を聞いた。

2日目には、七ヶ浜町における町の歴史や町内の現状などについてレクチャーを受けた後、実際に町内各所を視察して、観光スポットや施設の状況などをチェック。海水浴場におけるビーチクリーン作業を実施した後、各班に分かれてグループワークとして、七ヶ浜町のこれからの街づくりについて、それぞれプランを作ってプレゼンテーションを行った。出されたプランを社員が投票することで一番良かったと思われるプランを決定した。

3日目の東松島市では、津波によって町が壊滅状態となった野蒜地区において、復興支援団体プラスネオと共に以前よりグループが進めているフラワーメッセージプロジェクトに参加。地元ののびる幼稚園児30名らと花植えをしたり、各班で花壇の制作などを実施した。

3日間の研修において、各人は被災地を見て、被災者からの生の声を聞く事で、東日本大震災について改めて認識を深め、身近な出来事として捉えられたという。