ゲンダイエージェンシー(株)(本社/東京都新宿区)は11月15日、大阪市内のNLCクリスタグランドビルにて、「居抜き物件再生セミナー」を開催。ホール経営者や物件担当者など、約40名の参加者が集また。
本セミナーは居抜き物件を使った店舗出店のノウハウや物件の見極め方、既存店を再生する方法などを学ぶ事を目的に実施。第1講座「厳しい時代における物件取得新常識」では(有)スパイスの菅原弘勝氏と、(有)スパイスアドバイザーの下川雅徳氏が講師を務め、物件を探す際のポイントを解説した。遊技人口が減少する中、遠方からの集客が難しくなる為、商圏2km範囲の人口が多く、将来性を考え年配層よりも若年層の比率が高い場所が理想的であると説明した。
続く、第2講座「成功居抜き中小物件の収益性を見る」においては、(株)船井総合研究所の島田雄一郎氏より、居抜き出店での成功を収めている店舗の事例が紹介された。居抜きでの出店は400台以下の小型店が多く、成功している店舗のほとんどが専門店として営業を行っていると説明。立地については人が集まる繁華街や駅前、ドミナント戦略を踏まえ既存店の近くに出店するケースが多いと話した。
第3講座「既存店をいかに生まれかわらせる事が出来るか?」では、(株)ソードジャパンの井谷庄吾氏が、建築設計士としての視点から店舗リニューアルを成功させる方法を解説。店舗の内外装だけ、店内の装飾だけといったように一部を変更するのではなく、どのような店舗にするかコンセプトを決め、内外装から装飾、接客スタイルまで、全てのイメージを統一させる事が重要と伝えた。