コミケ93 業界から遊技機メーカー3社出展

12月29〜31日の3日間、都内江東区の東京ビッグサイトにおいて同人誌即売会「コミックマーケット(コミケ)93」が開催された。コミケは同人誌の即売会の他、アニメやゲーム関連の企業などが限定グッズの販売などを行う日本最大級のイベントであり、会場をフル活用、参加サークル数は3万5000、出展企業は160社が集まった。

93回目となる今回は、1日目が約18万人、2日目が約16万人、3日目が約21万人と、3日間通して累計約55万人が来場。『企業ブース』は、西1・3・4ホールに分れ、今回、業界関連の3企業(藤商事、サミー、ネット)がブース出展した。会場では、同じ遊技業界、隣り合わせのブースということもあり、協力した業界PRにも努めていた。30日は、3社合同イベントとして、ネットブースにおいて、3社対抗早引きを競うなど、来場者の関心を集めていた。

企業ブースは出版社やアニメ会社、ゲームメーカーの出展が主だったが、近年はさまざまな“無縁企業”が出展。初出展の中日本高速道路(NEXCO中日本)は、高速道路のサービスエリア(SA)を擬人化したプロジェクト「幻想交流」(通過点になりがちなサービスエリアやパーキングエリア(PA)の名所化)をアピール。コスプレ衣装の展示でお馴染みの「ユザワヤ」、“ヲタメゾン”をテーマとした「ベルメゾン」、オリジナルキャラクター「静波まつり」のボートレース多摩川、「郵便局物販ブース」の日本郵便など、新風となっていた。

次回、コミケ94は、2018年8月10日〜12日(日)の3日間、東京ビッグサイトで開催予定。また東京オリンピック・パラリンピックの開催に伴う2020年の夏開催予定のコミケ98は、5月開催の計画で「DOUJIN JAPAN2020(仮)」プロジェクトともなっている。