セガサミーHD 本社で障がい者アート展開催

セガサミーホールディングス(株)(本社/東京都品川区、以下セガサミー)は10月21日、本社9階のイベントスペースにおいて、「Art of The Rough Diamonds(ダイヤの原石たち)2020」を東京愛宕ロータリークラブ、LIVES TOKYOと共同開催した。

同展は、知的障がいや精神障がいのある方々のための一般的な作品展ではない。彼らの作品の中でもアートとして評価されるべきものを一堂に集め、純粋にその才能に焦点を当て、一作家として彼らを紹介。その作品性をもっと多くの人に評価してもらい、楽しんで頂こうと企画された。

主催者を代表して、那部智史会長(東京愛宕ロータリークラブ・写真/左)は、「日本のオフィスにはアート作品を飾るという習慣がまだない状況。また障がい者アートは国内で評価が低く、秀れた作品が海外に流出している現状があり、その打開策として、オフィスに飾っていただく事で多くの方々の目に触れ、アートの価値を引き上げていければ」と初の試みと挨拶。里見治紀代表取締役社長グループCOO(セガサミー・写真/右)は、グループでは200名以上障がい者の方が従事し活躍しており、事業を通じては、「差別しない特別扱いしない、平等にしよう、それが当たり前という精神でグループとして様々な支援活動を行っています。今回、展示会場の提供という機会を得ました。楽しんでいただきたい」とオフィスのアートギャラリー化による感動体験の提供と位置付けた。

来賓として、中島隆信教授(慶応義塾大学商学部)の祝辞、藤末健三参議院議員(障がい者の自立のために所得向上をめざす議員連盟)のエア乾杯により、展示会の幕を開けた。会場には、美術的才能を持つ作家たちの作品60点が飾られ、約150名の来場者が鑑賞。気にいった作品と出会った来場者は、QRコードによる入札など、特に人気の集まる2作品についてはオークションした。