娯楽産業 
(株)エンタテインメントビジネス総合研究所(本社／東京都台東区)は8月18日、オンラインによるEBI8月セミナーを開催した。
「人が採れる時代到来！育成はスキル・マップで差をつける！〜運用編〜」と題し、シリーズ第2回目は、市川正人講師(チーフエバンジェリスト)が担当。前回の作成編に続き、素晴らしいスキル・マップを創り上げても、使いこなさなければ意味がないとして、スキル・マップの効果を引き出す運用方法を解説した。
スキル・マップ活用メリットは、対象者である社員・スタッフにとって嬉しい事として、「対象者の動機付けにつながる(成長が実感できる、承認される)」、「離職率が下がる」をあげた。店舗にとっては、「作業が標準化される」「作業の教育が速まる」「多様化が進みシフトが組みやすくなる」「長期的に業務を改善しやすくなる」など、その詳細事例を示した。その上で、日常運用の準備として無理のない運用への留意点を挙げていった。そして、育成に失敗する特徴を示し、長期的な運用へつなげるポイントを解説した。最後に経営の神様と称される「松下幸之助」氏の名言をとおして、「得意先から『松下電器は何をつくるところか』と尋ねられたら、『松下電器は人をつくるところでございます。あわせて電気製品をつくっております』と答えなさい」という企業の姿勢を取り上げた。「集めた人材を組織の質の高いものに変えていく、それは会社を良くするし、業務も底力として発揮されていることを自覚して取り組んでいただきたいと思います」と締めくくった。
EBI講座の受講はオンライン形式(Zoom利用)となっており、Aclub企業会員は無料、個人会員(一般含む)は有償。受講申込については、EBIまで。