ダイコク電機(株)(本社/名古屋市中村区)は9月1日、「DAiKOKU DiGiTAL EXPO」と題し、昨年に続いてWeb展示会&セミナーをスタートした。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、9月14日までWeb開催している。
大上誠一郎社長は、「昨年に続いてのWeb展示会&セミナーですが、今回は、コロナ禍によって急速に進んだオンラインよるコミュニケーションをさらに進化させ、どのような環境下においても、皆様としっかりつながっているダイコク電機であるという強い思いからWeb開催としました。今後のパチンコ業界を見据えた時、二つの変化があると思います。『必要に迫られての止む無き変化』と『自ら選び出す、意志ある変化』。2022年2月より新規則機の時代となりますが、これは必要に迫られた変化。先の見えない厳しい市況の中でもダイコク電機は、粘り強く業績向上に努めているホール様の意志ある変化に寄り添い、常に頼られるパートナーでありたいと考えています」と内容濃い展示内容につとめ、『ダイコクDX』も垣間見て欲しいと挨拶した。
セミナー初日(1日)第1部(午前の部)では、MIRAIGATE-SIS統括部の片瀬宏之主席講師と服部祐治上席講師が担当した。片瀬講師は、コロナ禍など厳しい業況にあるとして、昨年度、多くのホール企業は純損失だったのではないかと、経営者はもちろん店長にあっては、「危機感を持ってこの苦境を乗り越えて行こうと思わなければ、来年会社は無くなっているかもしれません。本日は皆様と共にこの苦境を乗り越えるため、一緒に飛躍できるようこのセミナーに込めました」と挨拶した。
2020年〜2021年の業界概況として、売上規模について見ていった。売上20兆円、粗利規模は3.2兆円(2019年)から、2020年は売上14.6兆円、粗利2.3兆円と27%ダウンだったと推計(暫定値)した。そして2021年上期(1月〜6月)では、売上7.3兆円、粗利1.2兆円と推計(6%アップ)。2021年全体を予測すると「2020年と同じ位か、ダウンの可能性があります。それだけ今年は大事な時期であり、トレンドの見極め、効率的な投資が重要です」と述べた。また、4円パチンコ、20円スロットの業績推移とパチンコ新規則機とパチスロ6号機業績の実態、シェア別業績変化から見えた業績を効率よく上げるパチンコ、パチスロのシェアバランスを見て行った。「パチスロ6号機で業績を上げるカギとは」において、ノーマルタイプの分析結果、さらには、厳しい6号機時代を生き抜くために必要なATタイプ機種選定のカギについて解説した。
服部講師は、「パチンコ業績を飛躍的に向上させる機種管理フロー」として、遊技機の導入から撤去までに確認すべき5つのポイントを紹介。続いて、「常識を覆す1個賞球機の飛躍的業績UP極意!」として、1個賞球機のアウトが伸びる、絶対に見落とせないデータなど、チェックポイントを解説した。
デジタル展示会サイトでは、「省力・省人化」「業績アップ」「FanFirst」など検索しやすくして、製品・サービスについて紹介。参考展示では、「申請書システム連携」「データロボモバイル」「景品バイキング」についてもコーナーを設けた。