ダイコク電機 Webセミナー6月20日からDK-SISセミナー開催

ダイコク電機(株)(本社/名古屋市中村区)は6月20日、DK-SISセミナーをスタートした。新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、6月24日までWeb開催している。

大上誠一郎社長は、「本年2月から新規則機での本格的な営業が始まっています。しかし、パチスロの業績はSIS集計以来、最も低く推移しているだけでなく、業績の安定した4円パチンコでさえも、ハイミドル機への性能依存色が色濃くでており、低迷するパチスロを補う図式で、同様にSIS集計以来、最も辛い業績で推移しています。こうした状況からどうやって『躍進』につなげていけばよいでしょうか。営業競争力の向上、経費削減、この相反するものを両立させる事が、今後の業績向上への大きなカギと思っています。この相反する課題をどう両立するか、躍進セミナー通じて、皆様の業績向上への一助となれば幸いです」と挨拶した。

セミナー初日(1日)第1部では、MIRAIGATE-SIS統括部の成田晋治講師と片瀬宏之講師が担当した。成田講師は、依然として前年実績を上回るパチンコの状況に比べ、パチスロは厳しい状況が継続していると業界動向から見ていった。その中で、「遊技機利益」について着眼。2020年はパチンコ粗利1.25兆円、パチスロ1.10兆円。遊技機購入費0.55兆円で、遊技機利益は1.80兆円。2021年はパチンコ粗利1.41兆円、パチスロ0.98兆円。遊技機購入費0.70兆円で、遊技機利益は1.69兆円。パチンコとパチスロの歪な状況が続いている。そこで、パチスロの業績アップを目指す為の取っ掛かりとして、①新台入替②メイン機種の再構築を挙げた。そして多台数導入により20円パチスロを維持する一要因となっており、マーケットSIS(新台導入分析レポート)、Xai-FACEなどを駆使し、自店にとってのメイン機種をしっかりと育てたいとした。

引き続いての片瀬講師は、4円パチンコの業績を上げるために、①アウト支持率を指標とした自店タイプシェアの再構築②【業界初】ビッグデータから導いた特定日戦略の極意について解説した。業績アップ、今すぐできるパチンコ管理として、遊技機タイプシェアの確認と変更、そして自店データを確認することで、売上・粗利のアップの可能性が潜んでいるとした。