メダル工業会 第20回総会/スロット不況深刻、12月に業界決起

遊技場メダル自動補給装置工業会(大泉政治理事長)は11月13日、都内のホテルパシフィック東京において、第20回通常総会を開催した。大泉理事長は「組合発足して20年を迎えたが、これまで経験したことのない厳しさ。2年前の規模の8%」と回胴式の魅力ある市場づくりに連携強化の必要性を唱えた。こうしたことから、総会後の懇親会では、里見治理事長(日電協)、原田實理事長(全日遊連)、伊豆正則理事長(回胴遊商)など、早期の連携強化策に英知を絞った。

「業界の雇用力に危機信号が出ている。日本経済にとって、決して望ましいことではない」(大泉理事長)。「景気回復に向けては、税収面で業界の果たす役割は大きいことを、内外に働きかけたい」(里見理事長)。「業界代表として、公的融資面で認められることを職務の締め括りと見定めている」(原田理事長)。「経営実態調査をまとめ、内外に訴求したい。業界を良くするため、業界自らが一体となってビジョン(戦略会議)を掲げることで、国民に信頼される業界にしていきたい」(伊豆理事長)。「お客様に喜んでいただけるための21世紀会の定期開催に英知を結集するスタートに」(井上威夫会長・全商協)。12月14日に業界決起を告げる「パチンコ・パチスロ産業21世紀会」(業界14団体)の招集(予定)が表明された。