日遊協近畿 設立当時の副会長招き、業界改革の源流を再認識

 日遊協近畿支部(福井章支部長)は、4月16日KKRホテル大阪において平成22年度支部総会並びにセミナーを開催した。任期満了に伴い、福井支部長を再選した。

来賓の大塚敏郎保安課長(大阪府警生活安全部)は、(1)街頭犯罪の抑止施策(2)歓楽街での安心安全対策(3)健全営業の推進を要請した。

平成2年8月、日遊協の支部第1号として発足した近畿支部、その当時副会長だった佐藤洋治氏(ダイナムH.D.代表)を迎え「お客様の目線で考える業界改革」セミナーを開催。現下の業界を取り巻く課題は、国民目線によって業界課題を見ることが重要と「イメージ、騒音、タバコ、プレイヤーの家族、ビギナー、接客、不明朗、閉鎖性、情報開示、のめり込み」という10のキーワードで説明。そこから、大衆娯楽としての果敢な努力が継続して必要と力説。喫緊は射幸性の問題と提起。社会に適合していく道しるべは、業界のための発想から脱し、大衆のための『自主規制』によって、中小店舗が生き残れる業界環境づくりに連携していくことと、日遊協の設立以来一貫としてきた業界改革の精神を伝えた。(講演内容は月刊娯楽産業5月号収録)

写真は、佐藤氏(左上)、大塚保安課長(右上)、福井支部長(左下)。