東京都遊技業協同組合(原田實理事長)は4月12日、4選を飾った石原慎太郎都知事に宛て、発言の訂正依頼文書を送付した。これは、都知事選挙活動中の9日の街頭演説と選挙開票後の当選会見(10日)において、事実誤認した中での業界に対する発言があったことから、発言を訂正するよう要請した。
石原氏は、9日の選挙演説と10日の当選確実の報道を受けての会見の中で、パチンコは「450万キロワットの電力を消費」、「電気を煌々と点けてジャラジャラ音を立てている」等と発言。物議を醸していた。
今回この要請文では、電力消費量に関しては、「東京電力管内の全遊技場約4000店舗での最大使用電力は、約84万Kwであり、瞬間的な数字と、1日当たりの数字を混同している」と指摘。またネオン等についても、「震災後、都内ほぼ全店でネオン、看板等の終日消灯のほか、空調コントロール、エレベーターの休止等、でき得る限りの節電を実施、さらに計画停電期間は、営業時間の短縮にも取組み、少なくともこれまで、前年比20%以上の削減を達成した」と反論。発言の訂正を求めている。