ぱちんこ依存問題相談機関のNPO法人「リカバリーサポート・ネットワーク」(RSN)は、さくら通信4月25日(第48)号で3月の相談数は89件と発表。相談につながった経路では、本人の9割(50件中45件)ホール内ポスターから。これにより22年度は1,185件となった。また、2006年4月からの相談開始以来、満5年となり総相談件数は5,512件。
今号では、震災緊急特集として「電話相談機関から見える震災のストレスとパチンコ依存問題」について、精神面でのケアの重要性を呼びかけ。震災後、東日本からの相談がほとんどなかったことから、「震災など問題が隠れてしまうほどの大きな出来事があった時には、一時的に問題が目立たなくなり、家族も本人も問題は解決したと錯覚しがちです」と警鐘。被災地あるいは避難地での生活、あるいは(ボランティア等)活動や滞在、平常とは違った張りつめた緊張感、精神的な疲労などが蓄積している中で、パチンコはストレスへの対処法として効果が期待できる反面、極度のストレスからの反動も大きいなど、種々の要因が影響する可能性、あるいは変容したりアルコール依存などの問題と合併したりする様々なケースがあり、注意が必要と呼びかけている。なお、お問い合せ等ならびに活動協力(寄付等)については、RSNまで。写真QRコードはRSN携帯サイト。