全日本遊技事業協同組合連合会(青松英和理事長)は9月14日、東京・港区の第一ホテル東京において、9月度理事会を開催(全52理事中・出席41名)。決議事項として「広告・宣伝等の適正化に向けた取組みの推進ついて」を決議した。
これは7月20日の通達によって、広告・宣伝の行き過ぎた内容をチェックして欲しいという行政の意向を受けたもので、今後、各県組合は情報(「新聞折り込み」「ちらし」「ビラ」「ポスター」「看板」「インターネット関連」)の収集・内容確認等を一元管理にて行う。そして、行き過ぎた業者(営業者)には是正勧告(収集資料によっては行政(県警)に提供)を行い「広告・宣伝」の適正化を徹底していく狙いだ。
理事会冒頭に挨拶した青松理事長は「全日遊連は、業界の『ミネルヴァの梟(注)』でなければならない」と例え、社会の要請を十分に受け止め、業界の問題は業界人の英知(自助努力)で乗り切る姿勢を強調した。
■挨拶(要旨)
理事長に就任して、北遊連、東北地区の総会に出席し、広告宣伝の遵守について共通の話題と痛感した。今理事会でもこの点について再確認したい。時代の変化の中で、パチンコ業界の在り方もまた問われている。営業上のコンプライアンス(一物一価等)、エコ遊技機の動向、共同購買事業の見直しなど、各委員会活動を通じて十分に審議していきたい。
(注)『ミネルヴァの梟(フクロウ)』とは、「ミネルヴァの梟は黄昏とともにようやく飛び始める」というドイツの哲学者ヘーゲルの言葉。全国51組合の代表が集まる全日遊連を知の象徴であるフクロウに例えたもの。