RSN 11月相談数330件と高い相談状態

ぱちんこ依存問題相談機関のNPO法人「リカバリーサポート・ネットワーク」(RSN)は、機関誌さくら通信12月20日(第68)号で11月の相談数は、330件と発表した。

10月過去最高343件では、10月の実相談日数では22日(1日平均15.6件)。その比較では11月・21日(15.7件)となり、1日平均では、高い相談電話の状態が続いている。なお、これにより24年度は1485件、2006年4月からの相談累計は8125件となった。12〜3月末までの実相談日数は80日であり、この1日平均15件ペースで行くと今年度は2700件と倍増しそうだ。

本人からの相談は10月を上回る228件(85%)、家族・友人39件(15%)など。本人性別内訳では、男性159、女性69。本人相談経路(228件中)では、ホール内ポスター118件、その他51件、インターネット24件、雑誌21件、不明・拒否13件、新聞1件。

今回「RSN相談現場の実際Ⅱ」では、パチンコ依存問題とは少し趣が異なった相談についても紹介された。たとえば「最近まったく勝てない、遠隔操作をしているとしか思えない。自分がパチンコ台を離れ、他の客が遊技するとすぐに大当りする。常連の自分には出さずに、いつも見かけない新しい客には勝たせている。これは店が遠隔操作をしているに違いない(略)」といったものにも苦慮しながらも、対応しているという。

RSNでは認定NPO法人取得に向け、1月末頃仮認定の見込み。今後本認定への取組みをおこなう予定。問い合せ等ならびに、活動協力(賛助会員加入、寄付等)については、RSNまで。