全国遊技機商業協同組合連合会(中村昌勇会長)は9月21日、フェニックス・シーガイア・リゾートのトムワトソンゴルフコース(宮崎県)において「第4回 全商協会長杯チャリティーゴルフコンペ」を開催した。
組合員間の融和・団結・相互交流を目的として2009年からスタート。チャリティーの浄財は、「自動車事故被害者援護財団」、「あしなが育英会」に贈られるなど、恒例として根付いてきた。今回は、開催した宮崎県の川南町へ100万円を寄付した。
2010年口蹄疫の発生の中、被害の最も大きかった川南町。30万頭の家畜を含む農畜産物生産額の約70%(200億円)余の損害を被ったという。中村会長(写真左)から日高昭彦町長(川南町)に目録を贈った。日高町長は「畜産業というのは特別な業務で、馬や牛がペットのような感覚となる。最終的には販売という形になるが、馬や牛、豚は長年連れ添う仲間、それを自分の手で命を奪うことになり、人として非常につらいものがあった。町全体が病にかかったようになり、町民も、どこにも行くところがなく、馬も牛もいないというやる気の起こらない状況の時に、多くの人がパチンコで遊ぶことで気を紛らわし、救われた思いがある」などと語ると共に、「(浄財は)町民のために、日本のために大切に使っていきたい」と、謝意を表した。
なお、チャリティーコンペは、風雨が厳しく各チームは、ハーフの成績で順位することになり、優勝は中国遊商チーム、2位には日工組チームとなった。