全日遊連が母体となり、平和で住みよい社会づくりに貢献する事業への助成や社会貢献活動の顕彰を行う、全日本社会貢献団体機構(堀田力会長)は11月17日、8回目となる社会貢献フォーラムを長崎新聞文化ホール・アストピア(長崎市)において開催した。
フォーラムは子どもたちの成長や健康で強い体作りや、地域に活気をもたらす“スポーツ”において、社会貢献活動が果たす役割について考えようという主旨で実施。「スポーツで育む地域と子ども」をテーマに開演された本フォーラムは2部構成で進行した。
第1部では「梨田流コミュニケーション術」と題してNHKプロ野球解説者の梨田昌孝氏が壇上に立ち、スポーツと地域の繋がりについて講演を行った。続く第2部では、アナウンサー・エッセイストの村松真貴子さんをコーディネーターにパネルディスカッションを開始。梨田氏や法政大学スポーツ健康学部の山本浩学部長や長崎県遊技業協同組合の松尾道彦理事長、長崎新聞社運動部の城知哲部長をパネリストに招き、スポーツに関係する様々な社会貢献活動の事例を紹介した。
その中で松尾理事長は、長崎県遊協やNPO法人「長崎ロマン遊技事業協会」の社会貢献活動の概要について報告。安全・安心な街づくり活動への支援や社会福祉活動への支援、スポーツ・文化サークル・ボランティア活動への支援などを中心に行っていると伝えた。尚、支援状況は、長崎県遊協と同NPO法人の両方で約1億4000万円、各支部・各ホールで毎年約1000万円を拠出。東日本大震災に際してはホール全体で約7000万円を支援した。