大阪府遊技業組合連合会青年部会(光本浩三部会長)は12月23日、総合多目的アリーナ・なみはやドーム(大阪府立門真スポーツセンター)において、第27回「未来っ子カーニバル」を開催した。
様々な事情で家族と一緒に暮らせない児童養護施設と交通災害遺族会の子どもたちに、クリスマスの楽しい一日を提供し、心身の健全な成長に寄与する目的で1987年からスタートした一大イベント。同部会の前身である若手経営者で組織する「大遊青(μクラブ)」から始まり、その後、組合青年部会として継承、27回目を迎えた。
今回、大阪府下の児童養護施設等28団体から約1800人の子ども達(引率含む)が参加。運営は青年部会員が中心となり、大遊協の支部組合や組合員ホール、業界関連団体から関西遊商、回胴遊商、エコフレンドリーそして開催地元にある府立門真なみはや高等学校からボランティアスタッフなど多数参加。総勢約270名が子ども達にクリスマスの楽しい一日を贈った。
実行委員長を務めた同青年部会の金原宗慶氏は、「メリークリスマス!」とオープニングセレモニーでサンタクロースの格好をして登場。「未来っ子カーニバルにようこそ!みなさんのパワーに負けないよう、しっかり頑張りますので、思いっきり遊んでください」と開会を告げた。
今回のテーマは「笑顔に会いたくて〜ふれ愛(ふれあい)〜」。子ども達に思い出と笑顔を提供する為、同部会では1年かけてアトラクションなど議論を重ねてきた。なみはやドームで常設するプール、スケートの開放、幼児向けのちびっこランド(歌のお姉さんやボールプールなど)、バルーンアトラクションで設置等のほか、今回特に趣向を凝らしたのは「ふれあい」をテーマとした♪探して♪ビンゴゲーム。スタッフ全員がビンゴの番号を持っており、各自のカードの数字を全部埋めるゲーム。会場中を回って、自分の探す数字(1〜75)を持つスタッフを探し出し、サインマークをもらっていた。
閉会式では大じゃんけん大会で盛り上がった後、松井一郎大阪府知事の代理として植田浩副知事が未来っ子を視察。併せて、未来っ子カーニバルの青少年健全育成、社会福祉貢献への取り組みに光本青年部会長に感謝状を授与した。最後に金原実行委員長より「今日はビンゴゲームを通して、いつもより近い距離で交流でき、すごく楽しかった。たくさんの今をありがとう。来年、また会おう!」と閉会の挨拶が述べられた。
大阪府下の児童養護施設等から約1800人の子ども達が大型バス34台に乗って参加
オープニングをおこなった金原実行委員長(左)。お笑いコンビのチキチキジョニー(中央)が盛り上げた
“ふれあい”をテーマとしたビンゴゲーム。子ども達は自分のカードの数字を持つ人を探し、サインマークをもらった
最後に、全員にクリスマスプレゼントを贈った
大阪府より感謝状を授与。左より、金原実行委員長、光本部会長、植田副知事