日本電動式遊技機工業協同組合(里見治理事長)・回胴式遊技機商業協同組合(伊豆正則理事長)が震災復興支援活動の一環として製作したカラオケバス「パチボー・スロタン号」。震災復興支援活動を一応終え、社会貢献活動として八丈島など首都圏を中心に老人ホームなどに出向いて活動を行って来たが、この度、新たな貢献先として北海道・夕張市の一般財団法人夕張倶楽部に寄贈される事となり3月28日、夕張市の地域施設「夕鹿の湯」敷地内において、鈴木直道夕張市長や寄贈先である一般財団法人夕張倶楽部の青柳理事長らも参列して寄贈式が行われた。
寄贈式で挨拶に立った鈴木市長は「夕張市は年々過疎化と共に高齢化が進んでおり、市民の約半数近くが65歳以上の高齢者となっている。この施設は市の施設で運営を夕張倶楽部で行っております。今回、ご縁があってこのカラオケバスをご寄贈頂けるという事で大変感謝しております。夕張にはカラオケボックスもありませんので、このバスを設置する事によって市民は勿論、市外からも人が集まるようになればと思います。これから市民にとって有効な活用法も考えていきたい」と述べた。
贈呈式に移り、日電協の片田理事より夕張倶楽部の青柳理事長に目録代わりのキーが手渡された後、組合を代表して挨拶に立った回胴遊商の伊豆理事長は「このパチボー・スロタン号は被災された東北3県の仮設住宅を回って、被災者の方々に一時の癒やしを提供してきました。使命は昨年末で終えましたが、回胴遊商北海道支部とご縁がある夕張市が引き受けて頂けるという事で夕張の皆さんの憩いの場になればと思います」と語った。夕張倶楽部の青柳理事長は「貴重なカラオケバスを47都道府県の数ある自治体の中から夕張市を選んで頂き感謝します」と述べ、町の為に一生懸命活用させて頂きたいと語った。