【総会】大阪遊協  府警初の杉内生安部長は「ハインリッヒの法則」呼びかけ

大阪府遊技業協同組合(平川容志理事長)は6月12日、シェラトン都ホテル大阪(大阪市天王寺区)において、通常総会を開催。大阪府警本部より杉内由美子生活安全部長、宮崎光一保安課長、中尾太課長補佐が出席した。府警初の女性部長として本年2月に着任した杉内由美子警視正は、ホール営業の健全化に向けた地道で積極的な活動を要請した。

杉内部長は、昨年、街頭犯罪の認知件数が4年ぶりに全国ワースト1となり、強制わいせつが4年連続全国最多の犯罪情勢にふれた。犯罪を防ぐためには警察だけでなく、行政や事業者、地域住民との連携強化が街頭犯罪、性犯罪等の犯罪抑止について重要と述べ、大遊協のひったくり防止カバー配布、ホール店舗の防犯カメラ設置の励行の防犯活動を高く評価した。

パチンコ営業については、のめり込み問題について言及。広告宣伝の自主規制、車内放置事案の防止への取り組みを要請。1つの重大事故の背後には29の軽微な事故があり、その背景には300の異常が存在するという「ハインリッヒの法則」にふれ、今年も引き続き、事故の根絶には、継続した異常抑止の重要性を説いた。未だにパチンコ店の開店への反対の声があること含め、「社会から支持される健全な大衆娯楽のあり方を求め、業界の健全化に向けた地道で積極的な活動を積み重ねていただきたい」と述べた。