パチンコ・パチスロ産業の業界14団体は1月27日、新橋第一ホテル(都内港区)において共催による賀詞交歓会を開催した。監督官庁の代表者ら来賓を前に、ホール14団体の代表者が2015年のスローガンをサプライズ。今回は、「安心・娯楽」を宣言した。
14団体を代表して阿部恭久理事長(全日遊連)、金沢全求理事長(日工組)、里見治理事長(日電協)が挨拶を行った。安心・娯楽宣言は、
宣言1 「ファンの多様なニーズに応えられる遊技の創設と遊技機の開発推進、新たなファン獲得のための諸活動を実施します」
宣言2 「のめり込み防止対策、置引き防止対策などの防犯対策を通じお客様が安心できる遊技環境のご提供に重点的に取り組んで参ります」
具体的に(1)のめり込み防止対策では、RSNへの支援 (2)幼児の車内放置事案の防止の実施施策の継続実施を報告。さらに今年から(3)のめり込み対策に向けた従業員教育(のめり込み問題ガイドラインの策定、安心・娯楽宣言ホームページの開設) (4)手軽に安価で短時間で遊べる遊技の創設、遊技機の開発および勉強 (5)自己申告プログラムの活用(のめり込みを防止したいと考える遊技客自身が、一日の遊技金額の限度額を設定、その限度額を超えそうになると知らせるシステム) (6)遊技機等による注意喚起表示(パチンコ・パチスロは適度に楽しむ遊びです等) (7)依存問題に向けた新たな受け皿の設置 (8)置引き防止対策(防犯強化に向けた対策マニュアルの策定) (9)使用済み遊技機の適正処理(闇スロ等撲滅のポスター作成、5号機の保有状況実態調査の実施、新たな仕組みづくり等)
警察庁生活安全局保安課の小柳誠二保安課長は「14団体の皆様が風営適正化法の趣旨に思いを致し安く安心して遊技を楽しむことができる環境整備をはじめとして、ぱちんこが健全な娯楽となるための取り組みを業界一体となって一層推進されることを期待します」と述べ、業界連携を要請した。
宴では来賓の大門課長補佐(警察庁保安課)、伏見専務(機構)、柳澤常務(保通協)、西村代表(RSN)を紹介。庄司孝輝会長(日遊協)の乾杯の音頭により、業界の新しい年に杯を掲げた。