RSN 2月相談数230件

ぱちんこ依存問題相談機関の認定特定NPO法人「リカバリーサポート・ネットワーク」(RSN)は、機関誌さくら通信3月19日(第95)号で2月の相談数は230件と発表。これにより2006年4月からの相談累計は1万5243件となった。

今回、本人からの相談は140件(82%)、家族・友人30件(17%)、援助者1件(1%)。本人性別内訳では、男性97、女性43。本人相談経路(140件中)では、ホール内ポスター74件、インターネット44件、その他13件、雑誌6件、不明・拒否7件、雑誌1件、ホール貼付ステッカー1件。その他17件(本人13件、家族・友人4件)中、6件はホール配布テッシュ経路からの相談だった。

今回の特集は「ギャンブリング問題のとらえ方(その2)」について。センセーショナルに取り上げられ、一人歩きが心配されているギャンブル依存の調査。依存問題を電話相談によってどう相談者に寄り添えるのか、現場での相談姿勢にふれている。「パチンコやパチスロでお金を失うと、負けを取り戻そうとして、別の日にまたパチンコやパチスロにいくことが頻繁にある」について「負けを取り戻すという目的は達成できない」ことを客観的に伝える。「孤立感、罪悪感、不安、抑うつ感などの苦痛を感じると、パチンコやパチスロに逃げ込むことが頻繁にある」では、やめられない理由についての相談者が多い。パチンコ逃避を止めるだけでなく、個々の相談者の状態を細かく把握する必要がある 。「パチンコやパチスロにひどくのめり込んでいることを隠すために嘘をつく」では、否定されず安心して話せる相手がいることは、嘘からの解放をはじめとする行動改善のきっかけにもなる。

現在、RSNは2014年の電話相談を報告書としてまとめており、3月末に完成する予定となっている。この報告書希望の方は、RSNまで電話・ファクスにて連絡の事。なお、お問い合せ等ならびに活動協力(寄付等)については、RSNまで。