RSN 7月相談数252件

ぱちんこ依存問題相談機関の認定特定NPO法人「リカバリーサポート・ネットワーク」(RSN)は、機関誌さくら通信8月20日(第100)号で7月の相談数 は252件と発表。2015年1月〜7月は1837件。これにより2006年4月からの相談累計は1万6641件となった。

今回、本人からの相談は139件(80%)、家族・友人33件(19%)、援助者1件(10%)。本人性別内訳では、男性108、女性31。本人からの相談比率が増加傾向、男性本人からの相談が8割を超えた。本人相談経路(139件中)では、ホール内ポスター79件、インターネット41件、雑誌9件、その他6件、不明・拒否4件。

2015年上半期(1〜6月)電話相談データ報告の中、「話したい内容」と「知りたい内容」の集計。初回相談1239件中、「話したい内容」(207件)として1位「当事者に関する感情」(107件)だった。その主な相談内容「パチンコがしたい」「スロットをしてしまった」等。2位「グチ」(78件)、3位「ホールに関する苦情」(28件)においては、遊技に関する「不正」「遠隔捜査」「○店はおかしい」といった訴えが多く含まれていた。2位3位は全年同期より31件増加した。「知りたい内容」(回答数1251)では、「やめさせる方法」(770)、「家族の接し方」(225)、「地域の相談先」(116)、「その他」(111)、「借金の返済方法」(29)の順。

8月3日より全商協RSN支援室が活動を開始。依存問題以外の問合せ、ホールや遊技機械への苦情などについての電話対応支援するのが目的。相談電話をすると「のめり込み相談は(1)を、それ以外はの内容は(2)を」とガイダンスが流れる。(2)はこの全商協RSN支援室につながる。問い合せ等ならびに新年度に伴う、新規入会希望、活動協力(寄付等)については、RSNまで。