RSN 8月相談数239件・支援室30件

ぱちんこ依存問題相談機関の認定特定NPO法人「リカバリーサポート・ネットワーク」(RSN)は、機関誌さくら通信9月17日(第101)号で8月の相談数は239件と発表。8月よりRSN支援室(全商協運営)がサービスを開始した。ガイダンスにより、のめり込み相談(1)、それ以外の内容(2)を選択した相談は支援室につながり、30件だった。これにより、2015年1月〜8月は2076件で、2006年4月からの相談累計は1万6880件となった。

今回、支援室のデータは除く本人からの相談は113件(77%)、家族・友人33件(23%)。本人性別内訳では、男性89、女性24。本人からの相談が減った理由として、依存問題以外の相談(苦情など)を支援室が担当したことによる。RSNにつながった内2件(本人1、家族・友人1)は支援室に転送。本人相談経路(113件中)では、ホール内ポスター62件、インターネット30件、雑誌7件、その他7件、不明・拒否3件、ホール貼付ステッカー2件、新聞1件、他の相談機関1件。

特集・問題を抱える本人が言うパチンコ・スロットを遊技する理由において、相談者Aさんの事例をもとに紐解いている。遊技する理由は各個人それぞれにあるもの。ただ、遊技を続け、問題が生じてくると、遊技をする目的もまた変化していくようなのだ。遊技する理由を後付けで増やしてしまうケースも少なくない。この経過において多くは、本人自身、目的が変わっていることを自覚しながらも、どこかで正当化し、問題さえも「遊技が必要な理由」にしてしまっているという。

RSNニュースでは、(株)大商の独自・のめり込み防止啓発ステッカーの作成を報じている。業務用車両の後部に貼付して、啓発活動の一助としている。問い合せ等ならびに新年度に伴う、新規入会希望、活動協力(寄付等)については、RSNまで。