ぱちんこ依存問題相談機関の認定特定NPO法人「リカバリーサポート・ネットワーク」(RSN)は、機関誌さくら通信4月21日(第108)号で3月の相談数は249件(221件・支援室28件)と発表。これによりRSN相談件数は、2016年1月〜3月は697件、2006年4月からの相談累計は1万8468件となった。
今回、本人からの相談は134件(72%)、家族・友人52件(28%)。本人性別内訳では、男性107、女性27。本人相談経路(134件中)では、ホール内ポスター67件、インターネット39件、ホール配布テッシュ10件、その他8件、不明・拒否6件、雑誌2件、ホール貼付ステッカー1件、新聞1件。今回、家族・友人のインターネット経由の相談が急増(前月比20件増)。野球賭博問題のニュースを受け、「ギャンブル依存」への関心が高まったものと考えられる。
さくら通信冒頭、このたびの熊本地震に伴う相談対応を告知。「大きな災害は心のバランスを狂わせ、お酒の量が増えたり、パチンコに過度にのめり込んだりしやすくなります。これらの問題は、その地域に暮らす人たち、誰しもが抱えるリスクです」とホールの利用者のみならずホール従事者の方々に被災によって生じた心の問題に対する相談に応えていく。「HPのお問い合わせフォームにて、文頭『地震関連』記入申込のこと」。
また、2015年の電話相談事業報告書が完成。この報告書希望者は、RSNまで電話・ファクス、HPのお問い合わせフォームにて申込の事。なお、お問い合せ等ならびに活動協力( 寄付等)については、RSNまで。