公益財団法人 大遊協国際交流・援助・研究協会(高島洋理事長)は12月4日、大阪市中央区のホテルプリムローズ大阪において、奨学生親睦交流会を開催。 同財団が奨学金を寄贈する留学生や受給者OB・各大学事務担当者等を招き、親睦を深めた。交流会では大阪府の前国際交流監である中井勝雅氏を招いての講演や卒業生による体験発表、関西医大で顧問をしている津田茂さんによる剣舞「黒田節」の披露などが行なわれた。
財団を代表して挨拶に立った村上昭徳専務理事は、今年25周年を迎える財団について、奨学金支給事業開始より現在まで、24カ国・地域の357名を支援してきたと紹介。「世界情勢はISによる国際テロをはじめ、欧州では難民問題、イギリスのEU離脱、更にはアメリカでは大方の予想を覆し、共和党のトランプ氏が大統領に選ばれるなど、流動的かつ先の見えない情勢が続いています。こういう時こそ国際交流に基づいた相互理解が求められます」と述べ、奨学生たちが将来、国と国との友好の架け橋となるよう期待を寄せた。