大遊連青年部 第30回「未来っ子カーニバル」開催

大阪府遊技業組合連合会青年部会(段周精部会長)は12月11日、総合多目的アリーナ・東和薬品RACTAB(ラクタブ)ドームにおいて、第30回「未来っ子カーニバル」を開催した。第1回当時に開催に関わってきた平川容志理事長は、「本日ここに未来っ子カーニバルが多くの方々のご理解とご協力によりまして節目の30回目を迎える事ができました事を心から喜んでおります。未来っ子カーニバルは昭和62年12月に開催したのが始まりであり、以来毎年この時期に開催しており、平成16年(第18回)からは大阪府の後援をいただいている。多くの方々のご理解とご協力により、回を重ねる毎に内容も充実し、施設の子どもたちも楽しみにしてくれる恒例行事になっております」と感慨を述べ、今後も継続開催に想いを込めていた。

今回、大阪府下の児童養護施設等31団体、(財)大阪交通災害遺族会、兵庫青年部招待の児童養護施設1団体から1741名の子どもたち(引率含む)が参加。運営は青年部会員が中心となり、大遊協の支部組合や組合員ホール、業界関連団体から関西遊商、回胴遊商など団体・販売商社、そして大阪府門真警察署、(公財)大遊協国際交流・援助・研究協会、ボランティア有志など多数が参加。総勢約450名余が子どもたちにクリスマスの楽しい一日を贈ろうと出迎えた。

オープニングは、関西シンクロLOVERSによるシンクロナイズド・スケーティングで始まった。団体で手をつないで滑るフィギュアスケートで、一糸乱れぬ優美な演技で子どもたちを魅了した。そして、サンタクロースに扮したタージン氏、アリス・イン・ワンダーランドの赤の女王に扮した松田青華さん(総合司会)、おなじくマッド・ハッター役の張本勝重実行委員長は「メリークリスマス!」とオープニングセレモニーをスタート。勅使河原郁恵さんと柳下容子さんが世界を舞台に活躍するゲストとして登場した。勅使河原さんは、元ショートトラックスピードスケート選手で、冬季オリンピック3大会(長野・ソルトレイク・トリノ)連続出場経験を持ち、この日もリンクを疾走して登場した。柳下さんは、元プロのチアリーダー、日本人初のNBA・NFLのチアリーダーとして活躍。子どもたちと一緒にダンスを通して明るさ、元気を贈り届けていた。

今回のテーマは「みんなの笑顔 に会いたくて〜世界にふれよう 未来っ子ワンダフル・ワールド」。子どもたちに世界には色々な言葉や歌、食べ物、遊びなどを体験できる国際色豊かな催しを目指した。同部会では1年かけてアトラクションなど議論を重ねてきた。ラクタブドームで常設するプール、スケートリンクの開放、幼児向けコーナー、バルーンアトラクション設置等盛りだくさん。今回、(公財)大遊協国際交流・援助・研究協会の奨学生(留学生)有志が参加し、世界の言葉遊び体験などのふれあいコーナー、一瞬で仮面が変化する「変面」、バリ舞踏、アフリカン音楽など、さまざまな催しを散りばめた。

閉会式では賞品獲得施設対抗戦「氷上そり競争」で盛り上がった後、松井一郎大阪府知事の名代として植田浩副知事が未来っ子を視察。併せて、未来っ子カーニバルの青少年健全育成、社会福祉貢献への取り組みに段青年部会長に感謝状を授与した。マッド・ハンターに扮した張本実行委員長をはじめとしたボランティアは帰路につく子どもたち一人一人とハイタッチして見送った。

1700を超える子どもたちを全員で出迎えた

オープニングのタージン氏(右)、松田さん(左)、張本実行委員長

ゲストの勅使河原さん(左)と柳下さん

関西シンクロLOVERSのショーで開演

大遊協財団の留学生有志が参加

色々なアトラクションで盛り上がった