中国遊技機商業協同組合(松原陽輔理事長)は1月10日、広島市内のホテルグランヴィア広島において、平成29年の新年互礼会を開催。組合員を中心に約100名が集まった。
冒頭、挨拶へと立った松原理事長は、『検定機と性能が異なる可能性のあるぱちんこ遊技機』の回収撤去について、「昨年は2月、3月、6月の3回にわたり日工組より合計138型式約73万台の回収対象遊技機が発表され、業界全体で当該遊技機の回収撤去に取り組む一年となりました。第3次リスト掲載機種については昨年末までに全て撤去する事を業界内で決定し、その最終結果が近々、発表されます。中国地区においてはホール関係者の方をはじめ、当組合員の協力もあり昨年末をもって全て撤去されたと認識しています。回収撤去という選択は我々にとって非常に厳しい選択ではありましたが、健全化に向けて成果をあげてきた事は行政、ユーザーからの信頼へと繋がる、大変意義のある事であったと考えています。今後も業界一丸となって、健全娯楽を目指したいと思います」と語った。
来賓には中国地区遊技業協同組合理事長協議会の全本和由会長(鳥取県遊協理事長)や、広島県遊技業協同組合の延川章喜理事長、一般社団法人 日本遊技関連事業協会中国・四国支部の平本直樹支部長らが列席。代表して祝辞を述べた全本会長は、『検定機と性能が異なる可能性のあるぱちんこ遊技機』の回収撤去や遊技人口の減少などでホール経営は非常に厳しい状況にあるが、身近で手軽な大衆娯楽としてより多くの人に愛されるパチンコホールを目指して前向きに取り組んで行きたいと話した。また、業界各方面と意思疎通を図りながら、今年は遊技業界が新たな一歩を踏み出せる輝かしい一年にしたいと伝えた。