日遊協中部支部 新年祝賀会開催

一般社団法人 日本遊技関連事業協会中部支部(山口悟支部長)は1月18日、名古屋市中区のホテル名古屋ガーデンパレスにおいて「中部支部新年祝賀会」を開催した。

祝賀会に先立ち、挨拶へと立った山口支部長は遊技人口の減少や依存問題、流通の健全化など山積する課題に対して今年も会員一丸となって取り組んでいきたいと挨拶。「業界として一層の健全化を図る為には、関係団体が一致団結しなければなりません」と述べ、業種の垣根を越えた協力を求めた。

来賓には日遊協本部の大久保正博副会長や愛遊協の西原英烈理事長はじめ、中部遊商から林和宏理事長、回胴遊商中部・北陸地区から木原賢支部長ら多数が列席。祝辞に立った大久保副会長は、笑顔が絶える事無く、しっかりと笑える年にしていきたいとの豊富が述べられた後、ぱちんこ営業の基本スタンスである安心、安全な遊技の定義について、「公営ギャンブルとぱちんこを比較した際に、還元率の高さで違いを求める意見がありますが、それは違います。例えば競馬は75%、宝くじは45%と言われておりますが、ぱちんこはそれよりも還元率がずっと高いから安全、という考え方は非常に危険です」と警鐘を鳴らし、時には半歩後退しても前進する事が大切だと語った。

西原理事長は、「愛遊協は今年から新たに県独自のファン感謝デーを開催します。良い意味で業界を知り、魅力を感じてもらえるように努めていきたい。大変な年になると思いますが、協力を宜しくお願いいたします」と述べ、今年一年も難局を乗り切るべく、連携して臨む事が大切だと語った。

祝賀会の前には1月の定例理事会が行われた。議題は主に依存症対策、不正防止、賞品提供について。中でも依存症対策に関してはカジノ基本法の成立に伴い、競馬などの公営競技と合わせてぱちんこ業界でも依存症対策をより一層の推進が求められている。まずは「ぱちんこ依存症」「のめり込み」「遊技障害」など様々な類似語がある中で、業界としてそれを一つに統一する必要があるのでは、といった意見が聞こえた。