一般社団法人 日本遊技関連事業協会(庄司孝輝会長)は7月28日・29日の両日、共生の森「子ども自然塾」を開催した。これは平成20年、日遊協・設立20周年記念事業の一環として埼玉県嵐山町で「共生の森」づくり10年計画をスタートして最終年度となった事から、社会貢献・環境対策委員会(薛博夫委員長)が中心となって、今回この整備の進んだ共生の森を会場とした自然体験に親子連れ約70名と関係者含め総勢100名が参加した。
1日目は午後3時、国立女性教育会館において開会式を開催。「夏のムシの生態、捕獲の方法」など講演を聞き、夜はナイトウォッチングを行った。2日目は午前9時頃に共生の森へ集合し、整備の進んだ共生の森で自然塾を体験した。参加者は、倒木見学や、その倒木した木を使って丸太切り体験で汗を流した。丸太切りでは親子で共同して合計3キロの重さを競うゲームを設定した。集合場所で計量を済ませると、昆虫採集の体験など自然と戯れ、その後、昼食会場において、丸太切り大会の成績発表を行った。
「共生の森」は、未来を担う子どもたちに身近な森づくりから自然の大切さを知ってもらう事を願って、日遊協が嵐山町大字花見台の町有地5.22ヘクタールを借り受け、5年かけて段階的に約1000本を植樹し、その後は里山として整備を進めた。「子ども自然塾」は、その里山再生の森を通じて、子どもたちに自然の大切さを知ってもらう事を願って日遊協が主催。埼玉県嵐山町、同県緑化推進機構、埼玉森林サポーターズクラブが協力し、2012年10月、2014年10月以来3回目の開催となった。
倒木体験では子どもたちがロープを引っ張って補助作業
親子で丸太切り体験した