東京都遊技場組合連合会(阿部恭久会長)の第2ブロック協議会と第3ブロック協議会は10月3日、目黒雅叙園において合同の地域安全協議会を開催し総勢約180名が参加した。東京遊協は、防犯グッズ2万個を都下防犯協会に寄贈し、地域安全運動に協力した。
冒頭挨拶した第3ブロックの南幸佑会長は、毎年10月11日〜20日までの10日間「全国地域安全運動」の連携の一層の緊密化を図っており、その意義を述べた。「諸課題が山積している状況ではありますが、リーダー阿部理事長のもと、遵法営業に一致団結する事だと思います。私たちの商売は、地域社会と共に歩む事で成り立っています。許可営業のもと、行政のご指導を仰ぎつつ、全国の地域安全運動に総力を挙げて取り組んで参りたい」と、協議会を通じた防犯意識の高揚に努めた。これに続いて、宣言文・スローガンを全員で採択した。
これを受け、玉川警察署生活安全課の原尚哉課長が行政講話。都内の犯罪情勢では、年々刑法犯認知件数は減少しているが、都民からは治安対策への強化が根強い。特に特殊詐欺(オレオレ詐欺、還付金詐欺、架空請求詐欺など)は、8月末現在、都内で2117件(昨年同期比で936件増)、被害額48億6000万円(同11億円強増)。地域安全運動については、「地域の皆様が一体となって防犯意識を高める絶好の機会です。期間中の様々な活動を通して、安心安全への意識をより一掃高めていただき、地域安全の絆を深めていただき、犯罪に強い町づくりをお願い致します。より強固な地域の絆を築いていただき、世界一安全な都市・東京をはかることで、きたるべき2020東京オリンピック・パラリンピック成功の足がかりとなるようご協力をお願いします」と要請した。
東京遊協・事務局から安藤薫専務理事が地域安全運動への取組みについて一掃の推進を呼びかけた。また、規則改正による経過措置の対応準備として、計画的な認定申請について周知徹底した。
懇親会で第2ブロックの濱田豊和会長は、第5回となる合同開催に謝意を述べ、地域安全運動の意義を呼びかけた。挨拶に立った阿部理事長は、地域安全運動を呼びかける防犯グッズ2万個の贈呈できた事を報告。幼児の車内放置事故の防止、安心パチンコ・パチスロアドバイザー養成のため1店舗3名とするための講習会の開催、規則改正に伴う認定申請の計画的実施、新基準に該当しない回胴式遊技機の自主規制の達成、東京都受動喫煙条例(案)への意見書など協力を要請した。
最後に防犯協力用品贈呈では、平山大徹組合長(玉川遊技場組合)から地元の玉川防犯協会の木村邦夫会長に防犯資材目録を贈呈した。