大阪遊協 受講率100%を目指し3回目の講習会開催

大阪府遊技業協同組合(平川容志理事長)は10月23日から27日までの期間、大遊協会議室において第三回安心パチンコ・パチスロアドバイザー(以下・安心アドバイザー)講習会を開催する。これまで第一回、第二回開催において受講済み組合員店舗は87%(629/724店舗)。将来的には全店舗での受講を目指しており、第三回では期間を通して受講率95.9%に達する見込みだ。

IR推進法の成立によってぱちんこ業界も依存症対策の強化が求められる中、今年3月に開かれた関係閣僚会議において、ギャンブル等依存対策の強化に関する8点の論点整理が行われた。その一項目に「ぱちんこ営業所におけるさらなる依存症対策」があり、大遊協の上部団体である全日遊連では、過度な遊技依存に陥らない環境づくりや安心して、長く、楽しく遊んでもらう施策として、ホールにおける「アドバイザー制度」を設ける事となった。

総務委員会を代表して挨拶に立った三枝和哉委員長は、以上の経緯から大遊協では安心アドバイザーを組合員ホールに3名設置する事を目標に、まずは受講率100%を目指すべく今回の講習会開催に至ったと説明。「講習の意義、内容を十分理解し、それぞれの店において大切なお客様への声かけや見守り、RSNの相談電話の紹介など、適切な対応をして頂きたい」と呼びかけた。

講義は全日遊連で作成したDVDを鑑賞しながら、遊技業界の依存問題への取組みや、安心アドバイザーの役割などを学ぶ内容。安心アドバイザーがファンとのコミュニケーションの中で特に注意するポイントや、受け答えの仕方などがケーススタディでも紹介されている。今回の受講者は期間を通して179名(予定)で、その内初回となる店舗は65店舗。1人も受講していない店舗は残すところ30店舗となり、大遊協では11月27日〜30日の間で開かれる予定の講習会で100%の達成を目指す。