娯楽産業 東京都遊技業協同組合の北沢遊技場組合(南栄二組合長)は3月14日、世田谷区役所・区民会館1階ロビーにおいて、福祉車両贈呈式を開催。これにより北沢組合は平成5年以来、区内の福祉施設に福祉車両を贈り続け、累計寄贈台数52台となった。
当日午後2時からの車両贈呈式では、北沢組合の組合員が出席し、南組合長が代表して挨拶。「平成5年度からスタートした福祉車両の寄贈は、今回で26回、52台目となりました。大変に厳しい営業環境にありますが、組合員一同努力のおかげで継続する事ができました。本日は快晴の中、素晴らしい福祉車両をお贈りできた事を嬉しく思います。どうぞ十分に活用していただきたい」と、保坂展人区長にレプリカキーを手渡した。
北沢組合に感謝状を贈った保坂区長は、「毎年毎年、継続した福祉車両のご貢献は25年を超えたという尊い取り組みに対して、重ねて感謝申し上げたい。福祉車両の有用さはわかっているのですが、なかなか日々のやりくりの中で、調達が難しいのが施設の実情です。そうした福祉の現場の声に応え、北沢組合様の地域福祉への理解がなければ成しえない事だと思います。サイドリフトアップを装備した最新鋭の福祉車両です。ぜひ利用者の社会参加の一助として様々な場面で活用いただければと思います。春の訪れを感じる今日、25年の積み重ねが花を咲かす、まさに良き日を象徴していると思います」と区民を代表して謝意を込めた。
この後、寄贈先の特定非営利活動法人やっとこ(精神障害者共同作業所ハーモニー)に福祉車両が贈られた。新澤克憲施設長は、「最新式の車両をご寄付いただき本当にありがとうございます。今から福祉車両をいただいて帰りますと伝えて出てきました。みんなが心待ちにしていた車両、早速運転して帰りたいと思います」と述べた。
今回、北沢組合が贈った福祉車両は、取り扱いも楽で小事業所や近隣の送迎などに重宝されるサイドリフト搭載車。スロープと違い電動で昇降が可能かつリアリフトの様に後方に余裕のあるスペースを必要とせず車いすを載せることも可能という。
キーを贈る南組合長と保坂区長(左)
区役所内で保坂区長自らが試乗体験
関係者一同で記念写真