一般社団法人 日本遊技産業経営者同友会(東野昌一代表理事)は5月16日、オーラムにおいて第13回定時社員総会を開催。 社会貢献活動として、宮城県南三陸町への復興支援活動の継続した支援策について展示コーナーを設けた。
これまでの支援活動に加えて、南三陸ならではの特産品(海産物等)の取扱いについて、昨年に続いてホール景品対応を提案。特に端玉景品群を充実させ、南三陸町の産業振興に寄与していく。別室における協賛各社の展示会に際しては「南三陸特産品」コーナーを開設。ホール景品として、南三陸さんさんせんべい(わかめ・ほや塩・とびうお塩・宗田かつお塩の各種味)、カキスモーク、アヒュージョ、燻製セット、蒲鉾詰合せ(汐の音、おいぜん三昧)、味付け海苔、歌津小太郎手づくり昆布巻セットなど。そして同友会の過去7年間の復興支援についても遊技客に紹介していくのぼり、卓上のぼりなども用意し、取扱い店舗の参加を募った。
総会は、社員60社、賛助会員84社が出席する中、前年度事業報告ならびに決算案件、平成30年度事業計画ならびに予算案件など、原案通り承認。総会後の記念セミナーにおいて「活性化するM&Aトレンドと資金活用」と題し、高鍋貴行氏(オリックス・アミューズメント営業部長)を招き、昨今のホール企業M&Aの動向、M&A成立するためのポイントなどを説明し、認識を深めた。
東野代表は、「より良い産業づくりという指針を掲げる同友会です。現在対応強化につとめている依存問題がありますが、ホール5団体の中、手となり、足となり、頭となって活躍できるよう頑張って参りたい。今後も業界連携に努め、より良い産業づくりを次代の担い手に継承できるよう、頑張っていきたい」と述べた。懇親会では、行政から津村優介課長補佐(保安課)、業界関連団体を代表して、庄司孝輝会長(日遊協)と筒井公久理事長(日工組)が来賓祝辞。大野春光副理事長(全日遊連)が乾杯の音頭をとった。
席上、津村課長補佐は、「ぱちんこは、我が国を代表する娯楽産業として親しまれているが、一方でぱちんこ依存問題は国民からの高い関心を集めているところ、警察において出玉規制の強化、管理者の業務への依存対策の追加等、風営適正化施行規則等の改正を行った他、業界においてもRSNの相談体制の強化・拡充、ぱちんこ営業所へのパチンコ・パチスロアドバイザー配置、本人・家族申告によるアクセス制限の拡充・普及など、積極的な取り組みを進めていただいており、大変心強く感じています。家族申告によるアクセス制限については、昨年開催の関係閣僚会議を踏まえ、本人同意がない場合についても家族からの申告を受け付ける事をお願いしています。ぱちんこへの依存問題から、家族を守るという社会的要請からも着実な検討をお願いします。依存防止対策を含めたぱちんこ営業の健全化については私どもにとっても重要課題であり、諸施策をより一層推進していきたいと考えておりますので、今後ともご理解ご協力を賜りたい」と山田課長の祝辞を代読し、継続した依存対策の強化を要請した。
第2回目を予定している特産品各種
津村課長補佐が山田課長の祝辞を代読した