全遊振 第7回全遊振セミナー開催

一般社団法人全国遊技ビジネス振興会(曽我部康二会長)は9月20日、東京・台東区の上野パークホテルにおいて第7回セミナーを開催し、会員や業界関係者などが多数参加した。

挨拶に立った三井慶満顧問は、平成30年7月豪雨災害被災地支援ボランティア活動について、同友会と協力、8月7日〜10日、岡山県倉敷市真備町箭田地区に有志ボランティアとして参加した事を報告した。また9月8日、島田療育センターでのわいわい祭り2018への参加では、「私もボランティアの一人として参加しました。人間は遊びや喜び、楽しみといったものが必要なんだという事、それを共有する事ができた貴重な機会でした。とてつもなく深い感動が起きました」と今後も継続支援を呼びかけた。また、MIDジャパン社は今年9月で30年を迎えると、「30年で生き残れる会社は1万社で2社といわれています。見方を変えると生き残れない会社というのは社会の諸々において必要とされなかったとも言えます。存続できたという事は、存続できるだけの価値を継続してこれたと思います」と新たな30年に向けた所信を示した。パチンコ店は地域の中でどんな役割が果たせるだとうかと、「NHKの72時間という番組で取り上げられたパチンコ店は、居場所のない人を受け入れる場所という意味合いもあった。一人になりたい、台と向き合いたい、という事が重要という方々のニーズがある。それが高齢化というものと重なってきている。そういった方々に向けて私たちはより価値のあるものを提供していきたい。どういう価値をどう作っていくのか、それぞれが現場の中で求められ、浸透させ、やりがいといきがい、そして尊厳をもって遊技場という仕事を展開していく企業がどんどん増えていかなければいけません」と述べた。新たな30年に向けては、1万台計画を練っているとした「3年以内に目処をたてようと思っています。しかし、資金、人、たくさん課題はあります。私の予感では、出店で絶対に足りなくなるのは人材だと思います。そのためにも3年は準備が必要です。時代はどんどん変化していきますが、前向きにビジョンを組んでいきたいと思っています」と新たなチャレンジを呼びかけた。

第1部では知財研究所の代表取締役CEOの磯部賢氏が、ナポレオン・ヒル博士(1883-1970・米)の著書「思考は現実化する」に基づきながら、成功哲学について講演。磯部氏はその出発点は成功を夢見る事、そして挑戦する事から始まったと、自身の体験と重ねながらナポレオン・ヒル・プログラムを紐解いた。第2部では、高橋正人氏(TKC代表)が「今から考えるべき事!それは」と題し2019年、2020年のたった2年しかない!と今後のホール経営について、遊技機の運用含めた経営施策について解説した。