東京遊協 第2・第3ブロックが地域安全協議会開催

東京都遊技場組合連合会(阿部恭久会長)の第2ブロック協議会と第3ブロック協議会は10月2日、目黒雅叙園において合同の地域安全協議会を開催した。

冒頭挨拶した第2ブロックの濱田豊和会長は、第6回となる合同開催に謝意を述べ、地域安全運動の意義を呼びかけた。また防犯意識の高揚を促す取り組み例として、警視庁犯罪抑止対策本部というTwitterについて、特殊詐欺など犯罪抑止に向けた興味深い書き込みがあることを紹介した。

目黒警察署生活安全課の森真興課長が5点について行政講話。(1)特殊詐欺(オレオレ詐欺、還付金詐欺、架空請求詐欺など)は現在、都内で2600件と増加傾向、手口では新たにキャッシュカードをだまし取るものが増えた。(2)ホール内での犯罪では、客を装った置引き等の犯罪があり、盗難注意の喚起など抑止を要請。幼児の車内放置は幼児虐待にもつながるものであり、抑止に向け取り組みを要請。売上金を狙った犯罪抑止は、被害にあう事がないよう、不審者チェック、防犯カメラ設置など日頃の防犯体制を要請。(3)災害・火災への備えでは、従業員など、避難所確保、避難誘導など訓練などの実施を要請。(4)広告宣伝規制では、営業の健全化の徹底を要請。(5)暴排では、関与される事のないよう警察との連携を要請。宣言文・スローガンの朗読(椿喜一郎組合長・大井組合)を全会一致で採択した。

その後、東京遊協・事務局から安藤薫専務理事が地域安全運動への取組みについて一掃の推進を呼びかけ、周知徹底した。

懇親会で第3ブロックの南幸佑会長は、毎年10月11日〜20日までの10日間「全国地域安全運動」の連携の一層の緊密化を図っており、地域安全運動の意義を呼びかけた。東京遊協を代表して挨拶に立った高橋孝幸副理事長は、安心パチンコ・パチスロアドバイザー(略・アドバイザー)養成のため1店舗3名とするための講習会を16回開催、2418名の状況を報告。「子どもの車内放置、アドバイザー講習、高射幸性回胴式遊技機の自主規制のほか、業界の抱える問題の多くは、いわゆる依存症といわれるものが根底にあり、業界での諸活動は現在、その対症療法でしかありません。将来的にはややもすれば、依存とも混同されている依存症の実態を業界として科学的に明らかにし、世間に正しく認識していただく事からはじめなければ根本的な解決に至りません。現在その協議を進めているところです」と阿部理事長の祝辞を代読した。

最後に防犯協力用品贈呈では、坂井成均組合長(目黒遊技場組合)から地元の目黒防犯協会の朝倉和行会長に防犯資材目録を贈呈した。