娯楽産業 
大阪府遊技業協同組合(平川容志理事長)は9月17日、大阪府庁本館正面玄関前広場において、青色防犯パトロール車両の贈呈式を開催した。
青色防犯パトロール車輌とは防犯意識向上や犯罪被害防止等を目的に、認可を受けた府(県)や市区町村が一般の車輌では装備する事とのできない回転灯を装備し、防犯パトロールを行うというもの。大遊協では平成15年〜27年度まで、大阪府下の社会福祉施設に福祉車両を200台寄贈しており、その後、平成28年度からは青色防犯パトロール車輌を大阪府地域安全対策課を通じて寄贈している。4回目の寄贈式となる今回は、大阪府を通じて車輌7台が各市区町村に贈られた。尚、平成28年度からの累計は33台となる。
式典には大遊協から平川理事長を始めとする執行部等18名が、大阪府からは吉村洋文知事をはじめ、大阪府危機管理監、青少年・地域安全室長、大阪府警察本部府民安全対策課調査官らが列席した。寄贈者を代表して平川理事長は、昨年11月に昭和47年から続く善意の箱事業会を「大遊協社会貢献事業会」へと名称変更した事について説明。善意の箱事業会の精神を受け継ぎ、今後も社会福祉事業への寄附・寄贈、また、各種社会貢献活動などを積極的に図っていきたいと述べた。「青色防犯パトロール車輌を大阪の安全・安心な街づくりに役立てて頂きたい。この様な支援、寄贈等は大遊協傘下650店舗の組合員協力のもとに実施しております」と平川理事長。行政各機関や府民の支援、協力を願い挨拶とした。
続き、受贈先を代表して吉村知事が挨拶。大阪府の犯罪情勢について、刑法犯認知件数は減少傾向にあるものの、女性や子供を狙った凶悪な犯罪は未だ発生しており、予断の許されない状況が続いていると報告した。「この様な状況下、青色防犯パトロール車輌は地域防犯における非常に重要な役割を担っています。これからも大阪の市町村、警察、そして大遊協の皆様が一致団結して、オール大阪の体制で安全・安心な街づくりを進めていきたい」と協力を要請。特に大阪万博に向けて治安の維持・回復は喫緊の課題と言える。国内はじめ諸外国からのゲストが安心して過ごせる環境づくりに向けたゆまぬ努力をしていきたいと語った。
車輌のレプリカキーを平川理事長から吉村知事に手渡された後、感謝状の贈呈が行われた。この度の受贈先市町村は大阪市(城東区、住之江区、平野区)、岸和田市、吹田市、富田林市、泉南市の7ヶ所。式典には岸和田市長も臨席し、同氏を含めてテープカットが行われた。また、大阪府の広報担当副知事“もずやん”(大阪府マスコットキャラクター)も記念撮影に参加。和やかなムードの中、式典の幕は閉じた。