ぱちんこ依存問題相談機関の認定NPO法人「リカバリーサポート・ネットワーク」(RSN)は、機関紙さくら通信6月25日(第158号)で5月の相談数は187件(支援室27件含む)と発表。日中(10時〜16時)99件(支援室17件含む)、夜間(16時〜22時)88件(同10件含む)。5月中も非常事態宣言が出された月であり、全国規模で休業が続いた。それでもRSNは、相談ラインは閉める事なく、3密にならないよう出勤制限や相談員席の配置を工夫して対応したという。なお2006年4月からの累計3万9335件となった。
相談(初回65件・41%)の集計では、本人からの相談は56件(86%)、家族・友人9件(14%)。本人性別では、男性49(87%)、女性7(13%)。本人相談経路(56件中)では、ホール内ポスター22件、インターネット20件、不明・拒否11件、ホール貼付ステッカー1件、ホール折込チラシ1件、ホール関係者1件からとなっている。
なお、相談の中で、営業自粛を求める相談電話について紹介。休業要請の中、週2回程度のファンだが、自らパチンコを自粛。しかし、暇でする事がない辛さを感じる日々に、パチンコしている人、店を見て、自分がこれだけ我慢しているのにと、八つ当たりの相談内容。相談員は、「暇でする事がない」の解決に向けて家での過ごし方について話合った。
コロナの影響で4カ月休んでいた依存問題基礎講座は、7月オンライン方式での再開を予定。7月5日13時30分〜15時30分の間、zoomを利用して「指定発言から発想してディスカッションしよう!」と題して「コロナ自粛下で感じたこと・考えたこと」(中村努氏・ワンデーポート施設長)、「事象者視点のコロナ&依存問題への心情と今後について」(鈴木智一氏・マルハン)を実施。定員30名のため、7月3日までにメールでの参加申込必須。
お問い合せ等ならびに活動協力(寄付等)についてはRSNまで。