日本遊技機工業組合(筒井公久理事長)と日本電動式遊技機工業協同組合(兼次民喜理事長)は、5月20日にパチンコ・パチスロ産業21世紀会が自主的な取組みとして決議した旧規則機の計画的撤去について、8月25日に連名で、「パチンコ・パチスロ産業21世紀会決議事項の遵守について」とした文書をホール5団体に発出した。一部のホールで21世紀会の決議事項が守られていない事が確認されているとして、所属の組合員各社への決議事項の遵守の徹底を要請した。
これを踏まえて、(株)平和は8月26日に「業界団体の自主的な申し合わせ『決議事項』の遵守について」と題して「パチンコ・パチスロ産業21世紀会決議事項」の遵守を推進していく方針を説明。この業界ルールを遵守しない取引先には「お取引内容を検討させていただく場合がございます」としている。(株)北電子、山佐(株)、(株)パイオニアも相次いで同様の文書を公開。各社は決議事項の遵守を推進していく方針を示した上で、仮に決議内容を遵守しない取引先があった場合は、「従来通りの営業活動に影響が出る可能性がございます」(北電子)、「お取引内容の精査を行ったうえで、従来と異なる対応をさせていただく可能性がございます」(山佐)、「お取引内容を検討させていただく場合がございます」(パイオニア)などの対応を取るとしている。さらにサミー(株)とグループメーカーも8月31日に文章を出し、(株)サンセイアールアンドデイも9月に入って同様の文書を出した。