娯楽産業 
東京都遊技業協同組合(阿部恭久理事長)は11月26日、東京・市ヶ谷の遊技会館において、11月定例理事会を開催(全76名中52名出席)した。席上、動画を放映。10月26日に換気検証動画の制作発表を行い、大きな反響があったとし、さらに拡散に向け、協力を呼びかけた。
【主な審議事項】
■遊技場における換気検証動画の制作結果報告について
全国遊技場青年部連合会により、ホール内の空気の流れが見えるようにした換気実証実験の動画が完成した。これはホール内が換気能力に秀れている事を、映像と専門家の説明を加える事で、遊技客や一般市民の不安を解消して、安全で安心できる施設である事を広く伝える事が目的。金村成芳青年部会長は、制作費の決算内訳を報告し、名古屋の制作発表会では多数のメディアの取材を受けたと報告した。加えてYouTubeで総再生回数2万2000回以上、Twitter総インプレッション数45万7000回以上の閲覧。京楽産業．の協力のもと、霜降り明星の粗品さん、ノンスタイルの井上さんのつぶやき協力もあった。業界の取組みに対する一般コメントでは「あの時パチンコ屋を何の根拠もなくバッシングした」「叩かれまくりで凄かったのは何だったんだ」「パチンコ店クラスターでてないもんね」(要旨)などを紹介。また、広告協議会と連携してポスターを制作中。さらには、動画映像について、店舗内外のビジョン、看板、モニタなどを通じて、同動画の更なる拡散協力を呼びかけた。
■株式会社Avenirとの契約(案)について
「コロナ禍における労働安全衛生体制構築のご提案」について決議。「職場において従業員たちの安全と健康を確保する」事と「快適な職場環境を形成する」事を目的として労働安全衛生法が改正強化された。これを受けて、助成制度なども活用できる産業医の設置をする事で、従業員たちの大切な健康を守る事ができる産業保健サービス(産業医クラウド等)について説明を受けた。
■2021年度「都遊協ファン感謝デー」の実施について
組合独自のファン感謝デーとして、2021年5月21日〜23日、6月18日〜20日を予定。11月5日にコンペを行い、そごう西武を幹事商社に選定。その企画案「感謝と恩返し」をテーマとして、また感染への安全対策も兼ね、社会貢献活動など実施していく案について決議した。
■余暇進における行政講話内容について
講話中、「営業所のATM等の撤去等」において、和歌山県で策定・公表された「和歌山県ギャンブル等依存症対策推進計画」においては、「全てのぱちんこ営業所のデビットカードシステムの撤去を推進」する旨が盛り込まれているとの事であるが、国で示された撤去等の「等」が外されているとの事。東京都での同様会合が迫っており、国で示された内容に沿った対応を心がけたいと報告した。
■「税を知る週間」PR動画放映の実施結果について
東京国税庁から「税を考える週間」(11月11日〜17日)のPR動画放映の協力について、都下31ホールで協力放映した事から、11月24日東京国税局にその旨報告し、協力感謝の連絡があった。
■遊技機リサイクル事業の進捗状況について
都下では、排出台本体について、8月662台、9月2440台、10月2198台の動きとなった。阿部理事長からは、各メーカー団体も計画的な撤去に関心が高いと報告。枠などについても早めの対応が必要として、協力を呼びかけた。
■年末年始に撤去期限を迎える遊技機の取扱いについて
都下において、撤去の追加連絡によって、最終期限を混同する問い合わせとなり、混乱を招いた事を陳謝。都内において、1月11日までに当該機種の撤去が完了するよう、遊技機入替の計画を呼びかけた。また、推進機構の調査についても協力を呼びかけた。
【決議事項】
①株式会社Avenirとの契約(案)について
②2021年度「都遊協ファン感謝デー」実施(案)について
【報告事項】
①余暇進における警察庁保安課長補佐の講話について
②2020年「依存対策実施状況調査」総評について
③2021年「店舗用新年ポスター」の作成、配布について
④第24回都遊協チャリティコンペの開催結果について
⑤通知文書送信手段のメールへの一本化について
⑥税を知る週間PR動画放映の実施結果について
⑦遊技機リサイクル事業の進捗状況について
⑧共同購買事業及び団体保険事業の中間結果について
⑨ヤクルト「年賀挨拶用賞品イベント」の開催について
⑩「たのめーる」キャンペーンについて
⑪日工組、日電協との各連絡協議会の開催結果について
⑫遊技場における換気検証動画の制作結果報告について
⑬「組合まつりイン東京」へのパチンコ出展について