神奈川県遊技場協同組合(伊坂重憲理事長)は2月22日、組合会議室において神奈川県警察から感謝状を授与した。これは、神奈川県遊技場防犯協力会連合会(同会長)を通じて、神奈川県警察本部運転免許センターに対して「高齢者の交通事故抑止の啓発に使用するモニターテレビ」を寄付した事によるもの。
22日の贈呈式では、清水昭人交通部長が組合を訪れ、伊坂理事長に感謝状を贈った。清水部長は、「交通安全の普及啓発の重要性を深く認識され、高齢ドライバーの安全運転を支える取り組みに多大の貢献をいただきました」と謝意を述べ、引き続き協力を要請していた。
神奈川県の2020年の交通事故の発生概況において、65歳以上の高齢者が56人(前年比5人増)亡くなっており、全体の4割を占めた。うち12人が自動車乗車中で、前年から7人増加しているという。「昨年の緊急事態宣言を受け、運転免許事務が一時停止するなど、免許更新がその後込み合うなどしました。加えて、高齢者の交通事故が増加傾向にあるところから、県警としても重要対策事項として防止に力を入れています。免許更新にこられたドライバーに向け、周知できる大きなアイテムをいただきました。これを活用して県内の交通安全対策をさらに推進していきたい」(清水部長)と述べた。
伊坂理事長は、「私もドライバーの一人であり、安全運転を心がけています。今後も交通安全への広報啓発活動に出来る限り協力を続けたい」と述べていた。