一般社団法人ぱちんこ広告協議会(大島克俊理事長・写真)は7月28日、定例理事会を開催した。大島理事長は、「東京都の緊急事態宣言と東京2020(オリンピック)が、ホールの稼働に影響を与えていると聞く。本来であれば 8月はお盆商戦でかきいれ時だが、稼働につながらない厳しい状況が予想される。PAA会員企業も同様に厳しい状況が続いているが、こういう時だからこそできるPAAとしての活動を、他団体と協働していくつか進行させている。業界全体を少しでも盛り上げ、我々の活動も活性化できるよう今できることをやっていきたい」とあいさつした。
篠原弘志相談役(パチンコ・パチスロKAI総合研究所)からは、緊急事態宣言が7月東京都内を対象に発令された影響や、急速にまん延したパチンコ機のゴト対策に伴う行政からの通達内容の解説、着々と進むIR関連の法整備などの状況を問題共有した。
【主な活動報告】
①PAA-AD ネットワークWGは、東京都が緊急事態宣言中のため控え目な出稿になっているが、全国配信は価格再設定するなどお得なパッケージを用意。
②ギャンブル等依存問題検討WGのセミナーチームは、依存問題に関するセミナー展開を都道府県単位で今後積極的に進めていく予定。
③広告・宣伝WGは、8月25日にMIRAIぱちんこ産業連盟が開催する公開経営勉強会に協力。広告宣伝をテーマにした講演とパネルディスカッションを共同企画した。また、「広告動向と意識の調査」の次回方針、調査項目のテーマなどを固め8月の調査実施を目指す。
④防災拠点ネットワークWGは、9月の防災週間をターゲットに防災グッズをラインナップ。さらに防災拠点ネットワークサイトに、登録申し込みフォームを新設した。7月30日に日遊協主催「SDGsオンラインセミナー〜ホールの防災拠点化〜」で「防災拠点ネットワーク」について講演し、概要説明や掲載訴求を行う(※)
(※)同セミナーにおいて、大島克俊理事長、平野輝寿理事が「防災拠点ネットワークについて」で講演した。大島理事長は、現在会員65社が加盟しているとして、PAAの様々なWG活動を報告。その一つとして「防災拠点ネットワーク」について担当する平野理事が説明。この取り組みは、PAAが、パチンコホールが災害時の緊急避難先として自治体などと協定を結んだり、災害備蓄品を常備したりしているホールの動きが広がっている事に着目し、こうした動きを広告を通して多くの人々に知ってもらう事を目的としており、SDGsの活動にもつながっているとした。
⑤新規入会企業(2社)
・ハンブラザーズ(株)/代表取締役・金頼三氏/本社:神奈川県横浜市/事業内容:研修事業、Chat-BOT構築事業、WEB 広告事業、競合調査事業
・日本アミューズメント放送(株)/代表取締役社長・山国秀幸氏/本社:東京都渋谷区/事業内容:CS 放送局(番組の企画・制作・放送・配信・販売など)