AEEA エンターテイメント健康保険組合を設立

一般社団法人アミューズメント雇用環境協会(平本直樹代表理事・略称/AEEA)は8月16日、日遊協会議室から「エンターテイメント健康保険組合設立」のオンライン記者会見を開催した。AEEAは、エンターテイメント業界の雇用環境・労働環境の健全な発展及び社会的な地位の向上と健全化を推進すること」を目的として、2018年に設立。その間、厚生労働省へ申請を進めていたが、総合健康保険組合の設立認可(5月26日)を経て、6月1日より「エンターテイメント健康保険組合」運営を開始した。設立時加入者数1万562人(加入被保険者約6000人)、加入法人50法人。そのうちホール企業は約35法人となっている。

平本代表理事は、「まだできたばかりの組合です。この健康保険組合の存在をより多くの方々に知っていただきたいと思っています」と会見主旨を述べた。そして、「多くの業界の法人様は、雇用、労働環境の整備に力を注いでおられます。その中で、新しい選択肢の一つとしてAEEAがサポートさせていただければと思います。加入者の皆様が増える事、この結果として業界の雇用、労働環境の改善につながり、間接的ですが、業界の発展に貢献していきたい」と述べ、各企業の加入に向け検討を呼びかけた。

【健康保険組合情報】
組合名称/エンターテイメント健康保険組合
種類/総合
住所/東京都中央区日本橋箱崎町3番12号 5セントラルビル501
TEL/03-5843-6213
対象業種
①アミューズメント業(パチンコ・パチスロ関連業、ゲームセンター、統合型リゾート等)
②アニメ・ゲーム業(アニメ・ゲーム・映像制作等)  
③複合カフェ業(漫画喫茶、ネットカフェ、カラオケ、ボウリング等)
④動画配信業(動画コンテンツの配信、Live配信等)
⑤タレントマネジメント業(タレント養成所、タレント事務所等)
⑥レジャー施設業(水族館、遊園地、動植物園、ゴルフ場、イベント関連等)

『健康保険組合設立のメリット』
●組合の運営に事業主と従業員が直接携わるため、自主的・民主的に運営を行うことができます。
●法律の範囲内で、保険料率を独自に決めることができます。
●法定給付(法律で定められた保険給付)に加え、財政に応じて付加給付を行うことができます。
●業界の状況に応じた健康への取り組みを行うことができます。
●健康の維持増進や予防医療等の保険事業を行うことができます。