大阪遊協 青色防犯パトロール車輛5台を寄贈

大阪府遊技業協同組合(平川容志理事長/略称・大遊協)は9月13日、大阪市中央区の大阪府庁本館の特別会議室において、「青色防犯パトロール車輛贈呈式」を開催した。

青色防犯パトロール車輌(以下/青パト)とは、防犯意識向上や犯罪被害防止等を目的に、認可を受けた府(県)や市区町村が一般の車輌では装備する事のできない回転灯を装備し、防犯パトロールを行うというもの。各種啓蒙活動や子どもたちの見守り、街頭犯罪の未然防止などに役立てられている。

大遊協では平成15年から府下の社会福祉(障がい者)施設に福祉車輛を寄贈しており、平成27年度をもって目標台数となる累計200台の寄贈を達成。平成28年度から青パトの寄贈をスタートする運びとなった。6年目を迎える今回は、大阪府治安対策課を通じて府下5市区町村【大阪市(阿倍野区)、茨木市、門真市、堺市、河内長野市)】へ各1台を寄贈した。

式典には、大阪府からは田中清剛副知事、森岡武一危機管理監、そして大阪府警察本部生活安全部より府民安全対策課の助中伸理課長が出席した。開会に伴い挨拶に立った平川理事長は、大遊協の社会貢献活動は、傘下の515店舗組合員の協力のもとに実施しているものであると強調。青パトの寄贈は各地域における様々な自主防犯活動の一助となる事を目的としており、今後も継続して取り組みたいと挨拶した。

続いて田中副知事は、吉村洋文知事のメッセージを代読。安心安全なまちづくりを推進していく中で、青パトは子供の見守りや街頭犯罪の抑止のために重要な役割を果たしており、平成28年から続く大遊協の継続した取り組みに改めて謝辞を述べた。「また、現在各自治体には、青色パトロール車輛を使用し、新型コロナウイルス感染症拡大防止の広報活動にもご協力いただいています。今後とも関係者の皆様とともに、安全安心のまち・大阪を確立するため」に協力を要請した。

式典では平川理事長より田中副知事へレプリカキーが手渡され、これに対して感謝状が贈られた。昨年に続き、今回も新型コロナウイルス感染症拡大防止の為、出席者を必要最小限に絞り、ソーシャルディスタンスを図りながらの進行となった。普段とは異なる雰囲気の中での式典となったが、府庁前では、寄贈車輛が整列して駐車され、行き交う府民の目に止まっていた。