【総会】日遊協九州 政治関連の動きに対し日遊協スタンスを要請

一般社団法人 日本遊技関連事業協会(西村拓郎会長)九州支部(新冨雅哉支部長)は10月14日、グランドハイアット福岡(福岡市博多区)において支部総会を開催した。衆議院の解散という日という事もあり、西村会長は、政治関連の動きに触れ、警察行政とのパイプをしっかりと堅持していく日遊協のスタンスを強調した。

西村会長は挨拶の中、衆議院がいよいよ解散となり、選挙活動の始まる状況において、日遊協のスタンスについて「日遊協は平成元年の設立以来、警察庁とのパイプを大切にして健全化に活動している業界唯一の団体」と姿勢を示した。一方、職域支部とか政治連盟の動きが最近活発になっている事について、「職域支部として、業界(有志による)職域支部は、全国で約2900名が名簿登録しているようです。医師会ですとか、タクシー業界など職域支部としては第18位にランクされるようです」と報告した。

新冨支部長は挨拶において、西村会長の掲げる日遊協のあるべき姿、ありたい姿について問題共有し、連携を深めた1年とした。九州支部として、自発的かつ積極的な活動を目指していると協力を呼びかけた。

来賓祝辞において、九州管区警察局広域調整部広域調整第一課の井上賢二調査官(生活安全担当)は、磯部芳文課長のメッセージを代読し、健全な遊技環境の確保について2点要請した。①旧規則機の撤去について/九州支部では、全国に先駆け計画的な撤去と適正回収の取組を進めているが、今後も旧規則機の取扱を適正に進めていただきたい。②不適正事犯の根絶について/賞品買取事犯、くぎ曲げ等の不正改造事犯は、全国的に散見されている状況で、九州管区内もその例外ではない。特に賞品買取事犯は、ぱちんこ営業の根幹に関わるもの。「業界唯一の横断的組織という特徴を生かしながら、支部全体として効果的な取組推進に期待している」と述べた。

報告事項の社会貢献活動では、コロナ禍の中で制約があったが、8月の九州地区豪雨災害で被災した福岡県久留米市、佐賀県武雄市等の災害ボランティアセンター等5箇所へ飲料水ペットボトル1000本をそれぞれ贈った。9月9日の全国クリーンディーにおいて、九州地区の清掃参加規模は450カ所1551名とした。

堀内文隆専務より日遊協本部活動ならびに当面の課題について報告。①旧規則機の撤去について②コロナ対策(コンソーシアムPT)について③依存問題対策について④遊技機の大型化に関する検討会について。

最後に、11月臨時総会において、堀内専務が退任し、後任に御手洗伸太郎顧問が就く予定とし、退任あいさつした。