東京都遊技業協同組合(阿部恭久理事長)は11月25日、東京・市ヶ谷の遊技会館において、定例理事会を開催。全85名中54名出席の中、久しぶりの組合員リアル出席での開催となった。
冒頭、阿部理事長は組合員が一堂に会して開催できた事に謝意を述べ、「コロナの感染状況は落ち着いたようには見えますが、今後どうなるかは不透明なところです。そうした意味からも各店舗でしっかりと感染予防対策を徹底していただきたい。我々の業界からはクラスターが発生していない事、これを誇りとして、感染対策に手を抜くといった事のないようお願いします」と呼びかけた。また、計画的撤去では最終段階に入るところであり、「行政からは年末年始において、急激に対応して取り外すといった事のないよう、計画的撤去の話をされています。特に回胴式遊技機では、良い機械が出てこないという状況にもありますが、経過措置1年延長という約束の中、きちんと旧規則機を外せるよう徹底していきたい。約束を守れないという事では、この先良い事が待っている事はありません。1店舗も漏れる事のないようしっかりとお伝えいただきたい」と述べ、来年の業界を占う重要な理事会であるとして慎重審議を呼びかけた。
■警察庁保安課長補佐の講話について/「ぱちんこへの依存防止対策」として、東京では、東京都ギャンブル等依存症対策推進計画策定委員会が令和2年11月から会合を重ねている。その委員の一人である小島豊副理事長は、既に会合を重ねて次期の基本計画が協議されているところであると報告。しかしながら、依存対策実施状況調査では、東京都は回答率59.9%という状況。委員会に出席する医療関係者や有識者などからは、そうした依存対策への業界の意識の低さにあるのではないかというイメージにつながりかねないと、「調査の重要性を意識していただき、協力して欲しい」と呼びかけた。
■pp奨学金支援「12月度サントリー ドリンクプレゼントキャンペーン」の実施について/飲料の収益金の一部(1本当たり3円)により、コロナ禍のため、アルバイトが制限され、困窮している奨学生を支援する事を目的に実施されている取り組み。今回奨学生への申し込みは170名を超える規模にあり、そうした意味からも積極的なキャンペーン参加(12月19日か20日)を呼びかけた。
■年末年始を挟む遊技機の認定申請に関する注意事項について/現行規則機の認定申請作業が始まりつつあるが、特に年末年始の期間は休みの関係があるところから、事前に、所轄警察署の担当者に相談するなどして、しっかりとした準備のもと、遊技機の点検確認など含めて、有効期限内に認定申請書の提出を完了して欲しいと説明。
■旧規則機の計画的撤去及び廃棄台の適正処理について/10月末時点で85%の目標値、進捗は74.4%。また、遊技機の保管状況調査結果も報告し、計画的な撤去を要請した。
【報告事項】
①余暇進における警察庁保安課長補佐の講話について(11月9日秋季セミナーでの池田雄一課長補佐の講話。「旧規則機の撤去」「ぱちんこへの依存防止対策」「遊技機の不正改造事犯等の絶無」「遊技機の流通における業務の健全化」「ぱちんこ営業の賞品に関する問題」「広告・宣伝等の健全化の徹底」の6項目を挙げた)
②2022年「店舗用新年ポスター」の作成、配布について(B2サイズ・1400枚、12月上旬より発送手配)
③第25回都遊協チャリティコンペの開催結果について(10月28日富士桜カントリー倶楽部において開催し、148名が参加。浄財は18万1000円、協賛93万円等)
④「税を知る週間」PR動画放映の実施結果について(11月11〜17日の間、27ホールが協力した)
⑤四谷税務署長感謝状の受賞について(矢田公一署長より11月3日付受賞)
⑥依存対策実施状況調査の回答状況及び自己申告・家族申告プログラムの導入状況について(11月12日時点での回答率、導入状況等を報告)
⑦新年賀詞交歓会の中止について(理事会は1月26日開催予定)
⑧遊技機リサイクル事業の進捗状況について(計画的撤去への協力を呼びかけ)
⑨共同購買事業及び団体保険事業の中間結果について
⑩(株)PRINKSからの空調メンテナンスの提案について
⑪ヤクルト「年賀挨拶用賞品イベント」の開催について
⑫pp奨学金支援「12月度サントリードリンクプレゼントキャンペーン」の実施について(奨学生への申し込みは170名を超える申し込みがあった。)
⑬年末年始を挟む遊技機の認定申請に関する注意事項について
⑭旧規則機の計画的撤去及び廃棄台の適正処理について
⑮ワンデーポート入所者の面接について(組合で1人あたり15万円・5名への初期費用助成について10月14日に面接を実施)
⑯「組合まつりinTOKYO」へのパチンコ出展について(12月2、3日開催・オンラインは12月2日〜2022年1月14日まで)