一般社団法人 日本遊技関連事業協会(西村拓郎会長)の人材育成委員会は2月24日、オンラインにより令和3年度「第5回女性活躍推進フォーラム」をオンライン開催。会員企業等19社から女性正社員31人が参加した。
冒頭に担当役員の都筑善雄理事は、「本来であれば、集まって顔を合わせながらのプレゼンテーションしていただきたかったのですが、昨年に続いてコロナ禍という事で、全てオンラインになりました。コミュニケーションが限られた中ですが、参加者の前向きな取組みによってチームとしての学びが培われました。新しいメンバー、ビジネスツールを使い、企画制作に挑んでいただけた事は皆さんのキャリアにも大きく活かされていくと思います。今回の発表テーマは自社に持ち帰り活用して欲しいと思います」と、参加企業、関係者の協力に対しても謝意を述べた。
総仕上げとなる今回のフォーラムは、6チームがそれぞれテーマを絞り、半年間練り上げた企画のプレゼンテーションを行った。参加した女性社員たちを派遣した会員企業の人事、総務などの担当者も招かれ、その成果を確認。プレゼンテーション後の投票でE(E-girls)チームの「ワークライフバランスの環境支援 」プロジェクトが最優秀賞に選ばれた。
「E-girls」チームは、定年退職者(育休中、介護休暇中スタッフ含む)などを専門サポートメンバーとして雇用し、急な人員不足の際に臨時で出勤できる制度をつくるという案。①人員不足の解消②経費削減効果③復帰しやすい環境づくり④定年後のキャリアイメージづくり、のメリットを挙げた。事前のアンケート実施でも、育児休暇中の女性は、気分転換や職場から取り残されるような不安を払拭できる。定年後の生活に不安を感じているとして、再雇用制度があればという声。そしてアンケートの多くが臨時的、一時的でも働きたいという意識が大勢だったと説明。そうした声から専門サポートメンバーの有用性を訴えた。専門サポートの存在があるという事で、育児や介護に取組めるという働くスタッフの安心感につながる、人手不足に着目した提案など、評価が高かった。