全日本遊技産業政治連盟(阿部恭久会長)は3月15日、ヒルトン東京お台場において、記者会見を開催。前参議院議員の木村義雄氏(73歳)を遊技業界として支援していくと発表した。
同政治連盟は業界の有志が広く政治的活動をしていく事を目的とした団体。2019年春、遊技業界団体が集まる任意団体・21世紀会を中心として設立した。木村氏について自民党は1月31日、7月の第26回参議院議員通常選挙に比例区から擁立すると発表していた。
【木村義雄氏のあいさつ要旨】
私は、今年の参議院議員選挙において、自由民主党公認として比例区(全国)から出馬させていただく予定の前参議院議員の木村義雄です。遊技産業の皆さまとは、自由民主党の時代に適した風営法を求める議員連盟に基づいたお付き合いに始まり、現在に至っています。早いもので風営法規則等の改正から4年以上が経ちますので、議員連盟が現在の姿で約4年半前に再出発し、様々な活動について会合を重ね、また結果を出して参りました。遊技産業の皆さまとは、この議員連盟を通じた4年余りのお付き合いとなっています。4年余りの議員連盟の活動では、東日本大震災の時でさえ、対象となっておりませんセーフティネット、政府系融資についてホール営業者の皆さまを対象とする事ができました。コロナ感染症のまん延における様々な困難を克服するため、経過措置の延長を求める遊技産業の皆さまの支援をさせていただいた結果、最終的には1年間の経過措置の延長となって本年1月末を迎えた事が、皆さまの記憶にも新しい事と思います。さらにカジノIR法案に端を発したギャンブル等依存対策として、3分の2の出玉性能となった遊技機につきましても、議員連盟にプロジェクトチーム(PT)を設置し、何度も何度もPTの会合を重ねた結果を上申させていただき、議員連盟として提言書をまとめました。ゲーム性の見直し等によりパチンコはもとより、時間のかかっていたパチスロもファンのニーズに応える一定の目処が立ったと、お聞きしております。その全てが議員連盟の成果とは思いませんが、いささかでも遊技産業の皆さまの後押しができたのではないかと自負している次第です。
また、皆さまには耳にささやかれてはいないかもしれませんが、厚生労働省はパチンコ店やカラオケ店などの騒音による従業員への個人騒音問題についてガイドラインの作成を進めています。これは音による健康被害を指しておりまして、音量が大きくなるほどフルに勤務ができなくなるなど、制限がかかってきます。従って、従業員の皆さまの健康を守りながら、営業面においてもしっかり対応していく必要が出てくる訳です。このような厚生労働省問題に関しましても、従来なら私が得意とする分野ですので、役所に対しましてもしっかりと対応していく所存です。今まで述べたように遊技産業の皆さまが理想とする業界環境にはまだまだほど遠いと感じておりまして、依然として道半ばかと思います。しかし、今後の皆さまと共に、しっかりと業界の将来を見据えた活動をし、頑張っていく決意です。衆議院を7期、参議院を1期務めた経験と実績を元に今申しました得意分野である厚生労働の問題はもとより、ご縁をいただきました遊技産業の皆様方にとって、皆様の努力が報われ、皆さまにとってやりがいのある産業として、繁栄への道筋が描けるよう私自身全身全霊をあげて取り組んでいく決意でございます。遊技産業の皆さま、皆さま方の業界は本当に裾野の広い分野です。本当にたくさんの方々が働いています。私自身はまだまだ勉強不足で、業界の事全てを理解できていませんが、全日本遊技産業政治連盟のご支援を賜りながら、日々の政治活動にまい進してまいりますので、どうぞ私、木村義雄の今後の政治活動、ご支持ご支援を賜りますよう、心からお願い申し上げます。必ず、この産業は素晴らしい、やっぱりこれが日本の産業の一つだ、と言われるようにしっかりと私自身全力を挙げて取組んで参る決意でございます。どうぞよろしくお願い申し上げます。