東京都遊技業協同組合(阿部恭久理事長)は3月25日、東京・市ヶ谷の遊技会館において、3月定例理事会をオンライン併用して開催。全79名中50名出席(出席34名、委任状16名)が出席。全日遊連の理事長候補として阿部恭久氏を満場一致で推薦する事を決議した。
冒頭、阿部理事長は、「先般、日工組と日電協から、新しい遊技機(スマートパチンコ、スマートパチスロ、新6号機)についてご案内がありましたが、お客様に喜んでいただける、そして私たち営業者が営業できるような状況を整えていく事は大事な事だと思います。(4年前の改正規則について)依存問題への対応という事で業界は様々に対応してきました。3月25日、新たな『ギャンブル等依存症対策推進基本計画』が閣議決定されました。私は、ギャンブル等依存症対策推進関係者会議にも参加していますが、公営競技、あるいは宝くじと、遊技業は比べられ、不公平な部分が依然としていると感じています。今後3年間新たな基本計画が取り組まれる訳ですが、業界は意識を高めて、業界として、こうあるべきの声も発信していかなければいけません。自民党の風営法議連の先生方によって風向きが少し変わった部分もあるでしょう。その意味でも業界はやるべき事を行い、言うべき事は言って、変えてもらいたい事については要望していく事が、業界の未来にとって大事な事だと思います。引き続き、皆様のご協力をお願いします」と慎重審議を要請した。
全日遊連理事長への推薦においては、「業界を引っ張っていけるリーダーは、阿部理事長しかいない」との強い推薦理由のもと決議を行った。阿部理事長の全日遊連・理事長立候補は、2014年から5回目となる。全日遊連の理事長選出日程は、3月16日に理事会決議により、4月20日から立候補受付開始し、5月11日締切。複数ならびに単独など立候補者により対応し、5月20日全国理事会の場において、複数の場合は選挙等により選定し、6月24日の通常総会当日の全国理事会において選任決議する。
遊技機関連検討会(仮称)の開催結果については、これまで日遊協が主催する「遊技機の大型化に関する検討会」から、遊技機に関する多様な問題に対応するため、名称変更の予定となっている。音量の問題含め、幅広く対策を行っていく。全日遊連、日遊協、日工組、全商協、MIRAI、余暇進の6団体に加え、日電協と回胴遊商が参加し計8団体となった。
【議決事項】
①阿部理事長の全日遊連理事長への推進及び都遊協理事長候補の承認について(決議)
②鈴木事務次長の事務局長への昇職人事案件について(決議)
③2022年重点推進事項について(決議)
④ジャパンエレベーターサービス(株)との共同購買契約について(決議)
【報告事項】
①2022年度における組合長(理事)等の異動に関するご報告のお願いについて
②単位組合の加入金について
③第55回通常総代会の開催について
④遊技機リサイクルシステムの進捗状況について
⑤共同購買事業及び団体保険事業の2021年度結果について
⑥遊技機関連検討会(仮称)の開催結果について