全日本遊技産業政治連盟(阿部恭久会長)は5月23日、東京ドームホテルにおいて勉強会を開催した。ホール営業に従事する関係者を対象とした中、今後は全国各地で同様の勉強会を進めて行きたいとしている。なお、勉強会は感染防止対策に配慮して、ソーシャルディスタンスにより参加人数は約300名となった。
冒頭、阿部会長は、「遊技産業の将来を見据えた勉強会を開催しました。政治連盟としまして、こうした勉強会を通じて、少しでもファンの方々に喜んでいただき、業界活動が良くなっていくよう継続していきたいと思っています」と述べて、政治連盟の活動趣旨を呼びかけた。
勉強会では、木村義雄(よしお)前参議院議員が、規制産業から産業育成へと転換するべき契機としてその思いを国政に届けたいと心一つに再チャレンジを呼びかけた。続いて、遊技業界を取り巻く環境と今後の課題と題して、回胴式遊技機商業協同組合の大饗裕記理事長が説明した(日電協の兼次民喜理事長の代役として)。回胴式遊技機の性能面において5月24日に正式発表されると、「期待感を持っていただきたい」と告知した。また、射幸性の抑制を目的とした規則改正から4年が経過したが、依存問題を主管する厚生労働省との対話が乏しかった苦い経験から今後の取組み含めて一丸となって政治連盟の活動拡大に理解を求めた。その後は、余興トークとして大崎一万発氏、ヒロシヤング氏、POKKA吉田氏が「これからの遊技機(業界)」と称してフリーディスカッションした。
最後に西村拓郎副会長が閉会の言葉。「政治連盟は今春に体制一新しました。業界が一丸となった事は、初めての事ではないかと思っています。私たちの産業は、マイナスイメージに苛まれてきました。こうした一連の課題ですが、そろそろ私たちの世代で変えていきたい。社会からの正当な評価、安定的な経営ができる産業として、政治連盟の活動はその最短の道だと確信しています。木村先生におかれては、我々の同士です」と述べ、木村義雄氏への応援を呼びかけた。