全国遊技機商業協同組合連合会(林和宏会長)所属の関西遊技機商業協同組合(草加和徳理事長)は8月24日、大阪市中央区の難波御堂筋ホールにおいて、今年度1回目となる取扱主任者リーダー(以下主任者リーダー)講習会を開催。中古機を取扱う組合員各社より1名選出されている主任者リーダー85名が参加して、点検確認における理解を深めた。
主催するセキュリティー委員会を代表して挨拶に立った関元委員長は、中古機流通はホール営業に欠かせない存在であり、ルールに基づく運用が業界の維持発展に寄与していると述べ、その中において、遊技機取扱主任者は、確実な点検確認や正確な書類作成など、大きな責任を伴う役割を担っていると挨拶。今回の講習会において得た知識を、個人のみならず、会社に持ち帰り、日々の業務を行なう部下や同僚達にしっかりと伝えて欲しいと語った。
講習会は3部構成。新規・更新取扱主任者講習会の筆記試験において、不正解が多い設問の解説(森川弘一委員)、9月より導入される新実機試験機種「エヴァンゲリヲン」の実機試験において不備になりやすい点の解説(三木健一委員)、そして同機の種基板を用いたカシメについての解説(高田清吉委員)が行われた。中でも新実機試験機種の解説では、点検確認項目27をロールプレイング形式でまとめた動画を見ながら、随所ポイントが述べられた。担当した三木委員によると、不合格者は予習が足りなかったり、実機を触らずに試験を受けにくる人もいるそうだ。社に実機が無くとも試験前日には自習室が開放されており、予習する事ができる。主任者リーダーにはその様な情報を社内で伝えるとともに、徹底した指導を行って欲しいと呼びかけられた。
最後に北大将副委員長より閉会挨拶。講習会は実務はもとより試験に直結する内容であり、主任者リーダーとして社内でリーダーシップを発揮し啓蒙活動を行って欲しいと呼びかけられた後、ホール駐車場の特別巡回活動について、7月14日に主任者リーダーを中心に合同巡回活動を実施した事を改めて報告。主任者リーダー58名の参加に謝辞を述べた。セキュリティー委員会は今年度より副理事長である関元氏を委員長とする新体制となった。健全な中古機流通を維持すべく活動の方向性はそのまま前体制を踏襲しつつも、その方法は新たに効果的なものがあれば積極的に採用していきたいと関委員長。試験においても、各点検項目をただ暗記するのではなく、意味を理解して取り組む事が大切だと語った。