関西遊技機商業協同組合(和久田守彦理事長)は9月27・28日の両日、宮城県南三陸でのボランティア活動を実施し、リサイクル・環境委員会を中心に和久田理事長以下18名が参加。27日には東北遊技機商業協同組合(高橋一則理事長)ボランティアチームも高橋理事長以下19名が合流。更に中部遊商の林和宏理事長もオブザーバーとして関西遊商と一緒にボランティア作業を行った。
合同ボランティアチーム38名は、他の団体・個人ボランティアらと共に水戸辺漁港において漁業支援を行った。作業は、養殖筏を固定する為の重りとなる土俵作り。土俵に小石を詰め1つ60キロ程度のモノを作成していくもので、この日1日で約100トン、1300もの土俵が完成した。メンバーは快晴の中、作業手順に従って、汗だくになりながら土俵作りを行った。作業を指導した漁師によると、今まで相当のボランティアが来ているが、通常では最大900俵程度を完成させるのがやっとといい、これだけ出来たのは驚異的だったと感嘆の声を上げた。
今回、関西遊商と初めて合同で活動した東北遊商の高橋理事長は、現地に来ないと作業は分からない。大人数は大人数にしか出来ない事があり、みんなの熱気が伝わってくる感じがした。我々の手が少しでも役に立てれば嬉しいと語り、林理事長も久しぶりの肉体労働で結構きつかったが、原点に返った気がしている。関西遊商さんのボランティア活動には大いに賛同しており、チームとして輪が広がっていければと思うと述べた。
ボランティア活動2日目は農業支援としてハウス農家が手がける菊花の栽培の前段階としての土壌整備を行った。ハウスの場所は海から1キロも内陸部に入った所にもかかわらず、津波は押し寄せてきたという。土壌には大小様々な石が埋まっており、これらを除去するのは大人数が必要。ボランティアチームは熱がこもるハウスの中で黙々と作業をこなした。